TSKaigi2026にゴールド、学生支援スポンサーとして協賛し、4名が登壇します #TSKaigi
LayerX が TS Kaigi 2026 のゴールドスポンサーおよび学生支援スポンサーに就任し、社内の実装事例を紹介するブース出展と 4 名の登壇を発表しました。
キーポイント
TS Kaigi 2026 への協賛体制
LayerX はゴールドスポンサーおよび学生支援スポンサーとしてイベントに参画し、技術コミュニティへの支援を表明します。
独自のスポンサーブース出展
昨年の社内 ADR 公開から一転し、バクラク事業部の開発者へのインタビューに基づき、実装の面白さや苦労話を実演形式で披露する新企画を行います。
4 名の登壇者発表
泉氏(GraphQL スキーマ構築ライブラリの API 設計)、および福岡氏、山本氏、田中氏の計 4 名が登壇者に選定されています。
開発体験の可視化
フロントエンドや TypeScript に関する実務知見をスライドとしてまとめ、来場者が実際の開発現場の雰囲気を体感できる機会を提供します。
GraphQL ライブラリの API 設計と AI 時代への対応
Schema-first と Code-first のトレードオフを整理し、AI Coding が前提となる現在における型情報の役割変化や「gqlkit」の設計思想を紹介する。
Oxlint と tsgolint のプロセス間通信による連携
Rust 製の Oxlint から Go 製の tsgolint を呼び出す仕組みを解説し、型情報依存ルールの実装方法やカスタムルール追加の課題について語る。
Discriminated Union と Conditional Type による型安全な PDF エディタ設計
多様なノード構造を持つ PDF レイアウトエディタにおいて、Discriminated Union で型の取り違えを防ぎ、Conditional Type で動的に値型を抽出する実践的なアーキテクチャを紹介する。
重要な引用
昨年度までは社内 ADR を公開するというブース内容でしたが、今年度は新しい取り組みとして社内の面白かった・苦労した実装を紹介するブースを出展予定です。
開発体験を左右するライブラリの API 設計 ― GraphQL スキーマ構築ライブラリから考える
開発者がどのようにスキーマと向き合い、どのように設計を組み立てるかという開発体験そのものを規定します
Rust 実装である Oxlint から、Go 実装の tsgolint を呼び出していることになるのですが、一体これはどのように実装されているかご存知でしょうか?
「人のレビューに頼るのではなく、型に任せられないか—— 本トークはその問いから始まります。」
「一方これらの機構でカバーできるにも関わらず as (as const を除く) を使用してしまうことは、AI 時代に必要な安全性を自ら緩めることになり、それは '敗北' です。」
影響分析・編集コメントを表示
影響分析
この発表は、LayerX が技術コミュニティへの積極的な関与を深め、自社の開発文化や実装ノウハウを外部に開示する姿勢を示した点で意義があります。特に、単なる成果の提示ではなく「苦労話」や「インタビュー」を通じて開発者の視点を共有する試みは、エンジニア間の共感を呼び、技術交流の質を高める可能性があります。
編集コメント
本記事は特定の AI 技術の革新や業界構造の変化を報じるものではなく、企業のイベント参加と技術共有に関するプレスリリースです。そのため、AI 関連企業への言及はなく、重要性スコアは低めに設定されていますが、エンジニアリング文化の可視化という点で参考価値があります。
バクラク事業部ソフトウェアエンジニアの矢田(@0e2b3c)です。
LayerXはゴールドスポンサー並びに学生支援スポンサーとしてTSKaigi 2026に協賛させていただきます。
加えて、弊社ソフトウェアエンジニアである泉(@izumin5210)、福岡(@syumai)、山本(@minako-ph)、田中(@ypresto)が登壇者として参加を予定しています。
スポンサーブースのご紹介
昨年度までは社内ADR(アーキテクチャ決定記録)を公開するというブース内容でしたが、今年度は新しい取り組みとして社内の面白かった・苦労した実装を紹介するブースを出展予定です。
弊社の事業の1つであるバクラク事業部の各チームにフロントエンドやTypeScriptに関するインタビューを行い、それをスライドとしてまとめたものをブースにて展示予定です。
LayerXの実際の開発を体感できるこれまでにない取り組みですので、是非当日は足をお運びください。
登壇のご紹介
開発体験を左右するライブラリの API 設計 ― GraphQL スキーマ構築ライブラリから考える@izumin5210
TypeScript で GraphQL を実装するためのライブラリには、さまざまな API 設計が存在します。Schema-first(スキーマファースト)と Code-first(コードファースト)といったスキーマ記述アプローチの違い、スキーマと TypeScript 型をどのように接続するか、resolver(解決関数)をどのような形で記述させるかといった設計上の選択は、単なる記法の違いではなく、開発者がどのようにスキーマと向き合い、どのように設計を組み立てるかという開発体験そのものを規定します。
本発表では、既存の GraphQL 実装ライブラリを比較しながら、スキーマ構築と resolver 実装の API 設計を整理します。特に、スキーマと型の結びつけ方や、開発者に与えるメンタルモデル(心的モデル)の違いに注目し、それぞれのトレードオフを明らかにします。そのうえで、AI Coding が前提となりつつある現在、ライブラリに求められる API 形状や型情報の役割がどのように変化しうるのかを検討します。整理を踏まえ、新たに開発した GraphQL 実装ライブラリ「gqlkit」の設計を一例として紹介し、今後の GraphQL 実装基盤の方向性を提案します。
- 日時:Day1 / 11:00 ~ 11:40
- 場所:RightTouchトラック
Oxlintはいかにしてtsgolintのlint ruleを呼び出しているのか@syumai
Oxlint は、VoidZero によって開発されている Rust 製の高速な JavaScript / TypeScript Linter です。
既に安定版の v1 がリリース済みですが、実は、そこには TypeScript の型情報に依存するルールの実装が含まれていません。
その役割を担う type-aware linting(型意識型リンティング)の実装は、typescript-go ベースの別リポジトリである oxc-project/tsgolint で行われています。
tsgolint を通じて lint を行うことで、Oxlint は no-floating-promises などの lint rule(リントライール)をサポートすることができます。
つまり、Rust 実装である Oxlint から、Go 実装の tsgolint を呼び出していることになるのですが、一体これはどのように実装されているかご存知でしょうか?
本発表では、発表者が Oxlint および tsgolint の実装を読んで知った、プロセス間通信に基づく Oxlint と tsgolint の通信方法についての概要と、tsgolint 側にルールを追加する度に必要となる Oxlint 側での実装について解説を行います。
また、発表者が、tsgolint にカスタムルールを実装しようとした過程で得た知見についてもお話しします。
- 日時:Day1 / 17:20 ~ 17:50
- 場所:Leverages トラック
柔軟な PDF レイアウトエディタを支える型システム設計 — Discriminated Union と Conditional Type の実践@minako-ph
バクラク請求書発行では、請求書・見積書・納品書などの PDF レイアウトを GUI で自由にデザインできるビジュアルエディタを提供しています。テキスト・画像・動的テーブルなど 6 種類のノードを自由に配置し、実際の書類データをバインドして PDF を生成する仕組みです。
しかし自由度が高いほど、コードの複雑さも増します。テキストノードにはフォント設定があり、テーブルノードには列定義があり、画像ノードにはフィット方法がある——同じ「ノード」でも中身はまったく別物です。さらにノードの値は固定テキストかもしれないし、書類データから動的に取得するかもしれない。こうした組み合わせの中で「テキストノードなのにテーブルの列定義を参照してしまう」ような取り違えをどう防ぐか。人のレビューに頼るのではなく、型に任せられないか—— 本トークはその問いから始まります。
Protocol Buffers の oneof 定義から Zod を経由して Discriminated Union(判別共用体)を自動生成する仕組み、Conditional Type でノード型名から値型を安全に取り出すパターン、DeepPartial で Reducer の部分更新を型安全にする設計、そして同一の型定義でエディタのプレビューと PDF 本番生成の両方を駆動するアーキテクチャを、具体的なコードとともに紹介します。
- 日時:Day2 / 15:50 ~ 16:20
- 場所:RightTouch トラック
TypeScript はどのようにどこまで推論できるのか ─ とにかく as は禁止で@ypresto(スポンサーセッション)
TypeScript の型チェックは、型推論、Control Flow 解析、そして各種ガードレールという強力な3つの仕組みに支えられています。そして Inferred Type Predicates (filter()の型推論) のように、以前は手でケアしていた場面でも自動で正しい型が付くようになるなど、これらの機構は年々強化されてきました。
一方これらの機構でカバーできるにも関わらず as (as const を除く) を使用してしまうことは、AI 時代に必要な安全性を自ら緩めることになり、それは "敗北" です。
本セッションは、Contextual Type をはじめとして、TypeScript の推論機構やガードレールの仕組みと制限を紹介し、その安全性を活かすことにより、「as 全部禁止」に対して「主張が強い」と返されないように試みるものです。
- 日時:Day2 / 12:30 ~ 13:30(スポンサーセッション内)
- 場所:Leveragesトラック
TSKaigi 2026について
2024年に産声をあげ、2025年も大盛況のうちに幕を閉じた TSKaigi を今年も開催します!
私たちは、誰かの発表を聞くだけでなく、他の誰かに向けて発表することもまた学びの一つだと考えています。 参加者、登壇者、スタッフ、スポンサーをはじめ、TSKaigi に関わるすべての人たちが互いに学び合い、新たな繋がりを生み出し、型にとらわれないエンジニアとして生き生きと活躍できる世界を目指します。
TypeScript に関するあらゆるテーマを扱う国内最大級のカンファレンスとして、まさに「型破り」なイベントを目指し成長を続ける TSKaigi にご期待ください。
詳細やタイムテーブルなどは TSKaigi 2026公式サイト をご覧ください。
協賛の背景
わたしたちは技術コミュニティから日々たくさんの技術的な知見を頂いたり、実際に OSS として活用させて頂いています。 LayerX の掲げる行動指針である「徳」の観点からも技術コミュニティから一方的に恩恵を受けるだけでなく、技術コミュニティへの貢献を継続して行っています。
アフターイベントのご案内
TSKaigi 2026 終了後、6/3(水) に Ubie 様、ビットキー様との共催でアフターイベント「歴史あるプロダクトで、"AI に任せられる領域"をどう広げるか?TSKaigi アフターイベント」を開催します。
TSKaigi 本編では話せなかった TypeScript トークや懇親会でより学びを深められる機会となりますので、是非下記 connpass リンクよりお申し込みください。
最後に
過去最多の登壇人数、新たなスポンサーブースで、これまでで最大規模となる TSKaigi へ参加します。
TypeScript やフロントエンド開発に関してディスカッション、交流できればと思いますので、是非お気軽にスポンサーブースやセッションへ足をお運びください!
原文を表示
バクラク事業部ソフトウェアエンジニアの矢田(@0e2b3c)です。
LayerXはゴールドスポンサー並びに学生支援スポンサーとしてTSKaigi 2026に協賛させていただきます。
加えて、弊社ソフトウェアエンジニアである泉(@izumin5210)、福岡(@syumai)、山本(@minako-ph)、田中(@ypresto)が登壇者として参加を予定しています。
スポンサーブースのご紹介
昨年度までは社内ADRを公開するというブース内容でしたが、今年度は新しい取り組みとして社内の面白かった・苦労した実装を紹介するブースを出展予定です。
弊社の事業の1つであるバクラク事業部の各チームにフロントエンドやTypeScriptに関するインタビューを行い、それをスライドとしてまとめたものをブースにて展示予定です。
LayerXの実際の開発を体感できるこれまでにない取り組みですので、是非当日は足をお運びください。
登壇のご紹介
開発体験を左右するライブラリの API 設計 ― GraphQL スキーマ構築ライブラリから考える@izumin5210
TypeScript で GraphQL を実装するためのライブラリには、さまざまな API 設計が存在します。Schema-first と Code-first といったスキーマ記述アプローチの違い、スキーマと TypeScript 型をどのように接続するか、resolver をどのような形で記述させるかといった設計上の選択は、単なる記法の違いではなく、開発者がどのようにスキーマと向き合い、どのように設計を組み立てるかという開発体験そのものを規定します。
本発表では、既存の GraphQL 実装ライブラリを比較しながら、スキーマ構築と resolver 実装の API 設計を整理します。特に、スキーマと型の結びつけ方や、開発者に与えるメンタルモデルの違いに注目し、それぞれのトレードオフを明らかにします。そのうえで、AI Coding が前提となりつつある現在、ライブラリに求められる API 形状や型情報の役割がどのように変化しうるのかを検討します。整理を踏まえ、新たに開発した GraphQL 実装ライブラリ「gqlkit」の設計を一例として紹介し、今後の GraphQL 実装基盤の方向性を提案します。
- 日時:Day1 / 11:00 ~ 11:40
- 場所:RightTouchトラック
Oxlintはいかにしてtsgolintのlint ruleを呼び出しているのか@syumai
Oxlintは、VoidZeroによって開発されている、Rust製の高速なJavaScript / TypeScript Linterです。
既に安定版のv1がリリース済みですが、実は、そこにはTypeScriptの型情報に依存するルールの実装が含まれていません。
その役割を担うtype-aware lintingの実装は、typescript-goベースの別リポジトリである、oxc-project/tsgolintで行われています。
tsgolintを通じてlintを行うことで、Oxlintは no-floating-promises などのlint ruleをサポートすることができます。
つまり、Rust実装であるOxlintから、Go実装のtsgolintを呼び出していることになるのですが、一体これはどのように実装されているかご存知でしょうか?
本発表では、発表者がOxlintおよびtsgolintの実装を読んで知った、プロセス間通信に基づくOxlintとtsgolintの通信方法についての概要と、tsgolint側にルールを追加する度に必要となるOxlint側での実装について解説を行います。
また、発表者が、tsgolintにカスタムルールを実装しようとした過程で得た知見についてもお話しします。
- 日時:Day1 / 17:20 ~ 17:50
- 場所:Leveragesトラック
柔軟なPDFレイアウトエディタを支える型システム設計 — Discriminated UnionとConditional Typeの実践@minako-ph
バクラク請求書発行では、請求書・見積書・納品書などのPDFレイアウトをGUIで自由にデザインできるビジュアルエディタを提供しています。テキスト・画像・動的テーブルなど6種類のノードを自由に配置し、実際の書類データをバインドしてPDFを生成する仕組みです。
しかし自由度が高いほど、コードの複雑さも増します。テキストノードにはフォント設定があり、テーブルノードには列定義があり、画像ノードにはフィット方法がある——同じ「ノード」でも中身はまったく別物です。さらにノードの値は固定テキストかもしれないし、書類データから動的に取得するかもしれない。こうした組み合わせの中で「テキストノードなのにテーブルの列定義を参照してしまう」ような取り違えをどう防ぐか。人のレビューに頼るのではなく、型に任せられないか—— 本トークはその問いから始まります。
Protocol Buffersのoneof定義からZod経由でDiscriminated Unionを自動生成する仕組み、Conditional Typeでノード型名から値型を安全に取り出すパターン、DeepPartialでReducerの部分更新を型安全にする設計、そして同一の型定義でエディタのプレビューとPDF本番生成の両方を駆動するアーキテクチャを、具体的なコードとともに紹介します。
- 日時:Day2 / 15:50 ~ 16:20
- 場所:RightTouchトラック
TypeScriptはどのようにどこまで推論できるのか ─ とにかく as は禁止で@ypresto(スポンサーセッション)
TypeScript の型チェックは、型推論、Control Flow 解析、そして各種ガードレールという強力な3つの仕組みに支えられています。そしてInferred Type Predicates (filter()の型推論) のように、以前は手でケアしていた場面でも自動で正しい型が付くようになるなど、これらの機構は年々強化されてきました。
一方これらの機構でカバーできるにも関わらず as (as constを除く) を使用してしまうことは、AI 時代に必要な安全性を自ら緩めることになり、それは "敗北" です。
本セッションは、Contextual Type をはじめとして、TypeScript の推論機構やガードレールの仕組みと制限を紹介し、その安全性を活かすことにより、「as全部禁止」に対して「主張が強い」と返されないように試みるものです。
- 日時:Day2 / 12:30 ~ 13:30(スポンサーセッション内)
- 場所:Leveragesトラック
TSKaigi 2026について
2024年に産声をあげ、2025年も大盛況のうちに幕を閉じた TSKaigi を今年も開催します!
私たちは、誰かの発表を聞くだけでなく、他の誰かに向けて発表することもまた学びの一つだと考えています。 参加者、登壇者、スタッフ、スポンサーをはじめ、TSKaigi に関わるすべての人たちが互いに学び合い、新たな繋がりを生み出し、型にとらわれないエンジニアとして生き生きと活躍できる世界を目指します。
TypeScript に関するあらゆるテーマを扱う国内最大級のカンファレンスとして、まさに「型破り」なイベントを目指し成長を続ける TSKaigi にご期待ください。
詳細やタイムテーブルなどは TSKaigi 2026公式サイト をご覧ください。
協賛の背景
わたしたちは技術コミュニティから日々たくさんの技術的な知見を頂いたり、実際にOSSとして活用させて頂いています。 LayerXの掲げる行動指針である「徳」の観点からも技術コミュニティから一方的に恩恵を受けるだけでなく、技術コミュニティへの貢献を継続して行っています。
アフターイベントのご案内
TSKaigi 2026終了後、6/3(水)にUbie様、ビットキー様との共催でアフターイベント「歴史あるプロダクトで、"AIに任せられる領域"をどう広げるか?TSKaigi アフターイベント」を開催します。
TSKaigi本編では話せなかったTypeScriptトークや懇親会でより学びを深められる機会となりますので、是非下記connpassリンクよりお申し込みください。
最後に
過去最多の登壇人数、新たなスポンサーブースで、これまでで最大規模となるTSKaigiへ参加します。
TypeScriptやフロントエンド開発に関してディスカッション、交流できればと思いますので、是非お気軽にスポンサーブースやセッションへ足をお運びください!
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