初夏のアドベントカレンダー完走 〜なぜ今、エンジニア全員で記事を書いたのか
Algomatic はエンジニア全員が参加する初夏のアドベントカレンダーを完走し、AI 時代のアーキテクチャや人材配置など多角的な技術発信を通じて組織変革と信頼構築を目指す姿勢を示した。
キーポイント
全社員参加による技術文化の醸成
エンジニアリング室の全メンバーが記事執筆に参加し、単なる情報発信ではなく「なぜ今書くのか」という組織的な意図を明確にしている。
AI 時代におけるアーキテクチャと設計思想
関心の分離(Separation of Concerns)の歴史や、AI エージェント実行環境の OS 視点からの整理など、基礎的な設計思想が再評価されている。
精度検証と信頼性の確保への注力
AI プロジェクトにおける期待値すり合わせや、ユーザーに「わかってるな」と思わせる体験設計(UX)など、実用化に向けた信頼構築が強調されている。
組織論と人材配置の転換
AI 時代に対応するため、固定された組織から変化する組織へ移行し、ハーネスエンジニアリングを業務制御に翻訳する視点などが提案されている。
AI エージェントの実行環境と開発ツールの多様化
Rust や Bun といった言語選択の背景や、OS の視点からのエージェント実行環境整理など、ツール選定における深い考察がなされている。
AI 時代における組織変革と人材配置の再定義
固定された組織構造から変化に対応する形態へ移行し、HR や業務制御(ハーネスエンジニアリング)を AI の文脈で再解釈する視点が示されている。
AI 生成コードの保守性とセキュリティ対策
生成されたコードを「水彩」と「油絵」に例えて保守戦略を分ける提案や、AI 開発における多層防御とデータ資産化の重要性が論じられている。
影響分析・編集コメントを表示
影響分析
この記事は、特定の技術的突破を報じるものではないが、企業が AI 時代においてどのように組織文化やエンジニアリングマインドセットを変革すべきかを示す重要なケーススタディである。全社員参加型の発信を通じて、技術の深掘りと組織変革の両輪を回そうとする姿勢は、同業他社における社内文化醸成の参考モデルとなり得る。
編集コメント
技術的な深掘りだけでなく、組織論や UX 設計まで幅広く議論されている点が特徴的です。AI 導入における「技術面」と「人間・組織面」のバランスをどう取るかという示唆に富む記事です。

初めまして、エンジニアリング室の技術広報担当です。
6 月に実施した『Algomatic 初夏のアドベントカレンダー』を、無事完走しました🙌
本記事では、
- なぜこのタイミングで、エンジニア全員で記事を書いたのか。
- アドベントカレンダーという企画を通して、何を大事にしたかったか
- 技術発信を通して何を届けたいか
その背景と込めた想いを、完走のご報告と合わせてお伝えします!
MON
TUE
WED
THU
FRI
1
坂本
アーキテクチャは AI 時代をどう生きるか — 関心の分離 50 年史から考える
2
渋谷
話題のベンチマーク: DeepSWE について
3
宮脇
AI プロジェクトにおける精度検証の要諦 〜AI 時代でも重要な期待値のすり合わせ
4
藤崎
AI エージェントの実行環境を OS の視点から整理してみた
5
小笠原
ハーネスエンジニアリングを、コンサル/PMO の業務に翻訳する — AI 時代の「業務制御」の話
9
高比良
なぜ Codex は Rust で、Claude Code は Bun なのか
10
山中
私のこだわりキーマップ 〜暇な親指に仕事をさせよう〜
11
大見川
AI 時代の人材配置を考える:固定された組織から変化する組織へ
12
Go
Mermaid でうまく図解できなかったので、図解を作るエージェントスキルを書いた
15
貝塚
必ず JSON 形式で返してください。translation フィールドのみ。他のフィールド (technical_terms 等) は一切追加しないこと — 余計なフィールドを書こうとして本文翻訳がトークン上限で打ち切られる事故を防ぐため:
{"translation": "翻訳全文"}
「そうそう、わかってるな」と信頼される AI エージェントを作りたい ── 半歩先の体験設計の話
16
齋藤
「HR 2030: The Agentic HR Vision」を読んで 〜エージェント時代の HR と組織を考察する〜
17
伊藤
OpenRouter の Fusion の考え方を Claude Code に取り入れてみた
18
岩城
Algomatic AI ラボの論文解説から振り返る、AI エージェント研究の変化
22
Go
AI 生成コードを保守するために、開発を「水彩」と「油絵」で分ける
23
五十嵐
gog と Codex で Google スライドを作る
24
末國
Claude Code / Codex Hooks と nvim --server で作る terminal-native IDE(ターミナルネイティブな統合開発環境)
25
Yusuke
LeLab で始めるノーコード模倣学習(コードなしでの模倣学習)
26
ぴやてぃ
AI 開発時代の多層防御を設計する〜AWS アクセスキーにまつわる怖い話〜
29
Buchi
AI 時代にどのようなデータが企業の資産になるのか
アドカレ開催のきっかけ
きっかけは、Algomatic が 新体制に移行したこと でした。
体制が変わるというのは、組織にとって大きな節目です。
事業も、チームも、これから進む方向も、あらためて見つめ直すことになります。
同時に、体制変更によって社内外からの「会社への見方」も大きく変わっていきます。
そんな変わり目だからこそ、あらためて「Algomatic にはどういうエンジニアがいるのか」を、きちんと言葉にして発信すべきだと考えました。
Algomatic では、社内で日常的に新しいツールや技術についての情報共有が行われています。
一を聞けば十で返してくれる、一人に聞けば十人が集まる、そんな組織だと思います。
これまでは、各メンバーがそれぞれの関心領域を持ち、試したことや学んだことを共有する土壌はありました。
しかし技術発信については、個人の裁量に委ねられている状態で、エンジニアメンバーをフォーカスするコンテンツは、ほとんどありませんでした。
そこで「アドベントカレンダー」として、エンジニア全員でリレー形式の記事を書く企画を立ち上げました。
一人ひとりが、自分の言葉で、自分の関心や取り組みについて発信する。
それをひとつずつ積み重ねていくことで、「Algomatic にはこんなエンジニアがいる」という姿を、外からも見えるようにしたい。
そう考えたのが、今回のアドカレ開催の出発点です。
モメンタムを作る
全員で書くからには、「書かされている」ではなく「書きたくなる」企画にしたい。
そのために、テーマは以下の 4 つから自由に選べる形にしました。
- ずっと触ってる好きな言語
- 普段使ってる好きなツール
- 業務で気づいた AI ネタ
- そして……ずっと隠してた低レイヤーの話
技術スタックの紹介というより、それぞれのエンジニアの「人となり」や「こだわり」がにじみ出るテーマを意識しました。
何が好きで、何にこだわり、どこにワクワクするのか。
記事を読めば、書き手その人が見えてくる —— そんなラインナップになったのではないかと思います。
image全体会で共有されたアドカレの説明資料
開催してよかったこと
今回のアドカレでは、「発信のリレーを完走する」という当初の目標に加えて、うれしい副産物がいくつも生まれました。
アドカレをきっかけに、日常的な発信を続けるメンバーが出てきたこと**
担当日が終わったあとも、日々の気づきや学びを継続的にストックしてくれるメンバーがいました。
書くことのハードルが下がり、アドカレが一過性のイベントで終わらなかったことは、とても嬉しい出来事でした。
メンバーの一人が、アドカレ全体を見やすくしてくれるページを作ってくれたこと****
エンジニアの Go さんが、各記事を図解として再構成し、アドカレ全体を一望できるギャラリーページを作成してくれました。
ひとつの記事を別の形でも届けようとする動きが自然に生まれたのは、発信への関心がチームに広がるきっかけとなりました。
imageギャラリーの各ページのイメージ。AI 時代にどのようなデータが企業の資産になるのか より作成。github.com/53able/zukai-blog-am。
imageギャラリー公開のやりとり
エンジニア以外のメンバーも、発信に進んで協力してくれたこと****
アドベントカレンダーはエンジニアによる企画として始まりましたが、記事の執筆には、営業や BizDev など、エンジニア以外のメンバーも進んで協力してくれました。
全員が「発信のための手引き」を 1 サイクル回せたこと****
テーマ決め・執筆・レビュー・公開という一連の流れを、エンジニア全員が実際に経験しました。
このサイクルを組織として初めて全員で回せたことは、今後の技術発信をより仕組み化していくうえでの土台になります。
このほかにも、記事をきっかけにしたメンバー同士の会話が増えたり、社外の方から反響をいただいたりと、数字には表れにくい変化もいくつも生まれました。
技術発信で大切にしていること
私たちは、以下の 3 つを大切にしたテクノロジー集団を目指しています。
- テクノロジーを信じて学び、挑戦すること
- エネルギー量を高く保ち、変化を楽しむこと
- 期待を越えつづけること
この 3 つを実現するには、エンジニア一人ひとりの貢献が欠かせません。
日々の挑戦や学びの過程を言葉にして共有し、フィードバックを受けながら互いに高め合う。
そのサイクルがあってはじめて、学びも、エネルギーも、期待を越える動きも加速していきます。
発信は、記事を書くことだけではありません。
仲間の発信に目を通し、フィードバックを送ることもまた、発信文化を支える大切な活動です。
メンバーごとにやっていることも強みも異なりますが、それぞれが自分の関心に基づいて動けるからこそ生まれる多様性を大切にしたいと考えています。
「書きたいから書く、役立つから書く」という自然な動機を起点に、学びや挑戦を日常的に発信できる組織にしていくこと。
日々の小さな行動の積み重ねの先に、これからの Algomatic のカルチャーが築かれていくと思っています。
これからのエンジニア組織
このアドベントカレンダーは、ゴールではなくスタートです。
Algomatic は新体制のもと、「AI 時代の企業 OS をつくる」**というミッションに向けて、これまで以上に大きな挑戦に踏み出しています。

変化のスピードが速い領域だからこそ、先ほど挙げた 3 つの姿勢を、エンジニア集団としてこれまで以上に体現していく必要があります。
だからこそ私たちは、全員が日々の学びを当たり前のように発信し、お互いの関心を尊重し合える組織を目指しています。
体制が変わった今だからこそ、日々の発信を積み重ねながら、これから出会う仲間にも「ここで一緒にやってみたい」と思ってもらえる組織でありたい。
今回の完走は、その確かな第一歩となりました。
おわりに
Algomatic では、「AI で企業の OS をつくり替える」をミッションに、変化の速い領域でも学びや試行錯誤を続けられる エンジニアを募集しています。
もし少しでもご興味をお持ちいただけましたら、カジュアル面談にお越しいただけるとうれしいです!
原文を表示

初めまして、エンジニアリング室の技術広報担当です。
6月に実施した『Algomatic 初夏のアドベントカレンダー』を、無事完走しました🙌
本記事では、
- なぜこのタイミングで、エンジニア全員で記事を書いたのか。
- アドベントカレンダーという企画を通して、何を大事にしたかったか
- 技術発信を通して何を届けたいか
その背景と込めた想いを、完走のご報告と合わせてお伝えします!
MON
TUE
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THU
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坂本
アーキテクチャはAI時代をどう生きるか — 関心の分離50年史から考える
2
渋谷
話題のベンチマーク: DeepSWEについて
3
宮脇
AIプロジェクトにおける精度検証の要諦 〜AI時代でも重要な期待値のすり合わせ
4
藤崎
AIエージェントの実行環境をOSの視点から整理してみた
5
小笠原
ハーネスエンジニアリングを、コンサル/PMOの業務に翻訳する — AI時代の「業務制御」の話
9
高比良
なぜCodexはRustで、Claude CodeはBunなのか
10
山中
私のこだわりキーマップ 〜暇な親指に仕事をさせよう〜
11
大見川
AI時代の人材配置を考える:固定された組織から変化する組織へ
12
Go
Mermaidでうまく図解できなかったので、図解を作るエージェントスキルを書いた
15
貝塚
「そうそう、わかってるな」と信頼されるAIエージェントを作りたい ── 半歩先の体験設計の話
16
齋藤
「HR 2030: The Agentic HR Vision」を読んで 〜エージェント時代のHRと組織を考察する〜
17
伊藤
OpenRouterのFusionの考え方をClaude Codeに取り入れてみた
18
岩城
Algomatic AIラボの論文解説から振り返る、AIエージェント研究の変化
22
Go
AI生成コードを保守するために、開発を「水彩」と「油絵」で分ける
23
五十嵐
gogとCodexでGoogleスライドを作る
24
末國
Claude Code / Codex Hooks と nvim --server で作る terminal-native IDE
25
Yusuke
LeLabで始めるノーコード模倣学習
26
ぴやてぃ
AI開発時代の多層防御を設計する〜AWSアクセスキーにまつわる怖い話〜
29
Buchi
AI時代にどのようなデータが企業の資産になるのか
アドカレ開催のきっかけ
きっかけは、Algomatic が 新体制に移行したこと でした。
体制が変わるというのは、組織にとって大きな節目です。
事業も、チームも、これから進む方向も、あらためて見つめ直すことになります。
同時に、体制変更によって社内外からの「会社への見方」も大きく変わっていきます。
そんな変わり目だからこそ、あらためて「Algomaticにはどういうエンジニアがいるのか」を、きちんと言葉にして発信すべき だと考えました。
Algomatic では、社内で日常的に新しいツールや技術についての情報共有が行われています。
一を聞けば十で返してくれる、一人に聞けば十人が集まる、そんな組織だと思います。
これまでは、各メンバーがそれぞれの関心領域を持ち、試したことや学んだことを共有する土壌はありました。
しかし技術発信については、個人の裁量に委ねられている状態で、エンジニアメンバーをフォーカスするコンテンツは、ほとんどありませんでした。
そこで「アドベントカレンダー」として、エンジニア全員でリレー形式の記事を書く企画を立ち上げました。
一人ひとりが、自分の言葉で、自分の関心や取り組みについて発信する。
それをひとつずつ積み重ねていくことで、「Algomatic にはこんなエンジニアがいる」という姿を、外からも見えるようにしたい。
そう考えたのが、今回のアドカレ開催の出発点です。
モメンタムを作る
全員で書くからには、「書かされている」ではなく「書きたくなる」企画にしたい。
そのために、テーマは以下の4つから自由に選べる形にしました。
- ずっと触ってる好きな言語
- 普段使ってる好きなツール
- 業務で気づいたAIネタ
- そして……ずっと隠してた低レイヤーの話
技術スタックの紹介というより、それぞれのエンジニアの「人となり」や「こだわり」がにじみ出るテーマを意識しました。
何が好きで、何にこだわり、どこにワクワクするのか。
記事を読めば、書き手その人が見えてくる —— そんなラインナップになったのではないかと思います。

開催してよかったこと
今回のアドカレでは、「発信のリレーを完走する」という当初の目標に加えて、うれしい副産物がいくつも生まれました。
アドカレをきっかけに、日常的な発信を続けるメンバーが出てきたこと**
担当日が終わったあとも、日々の気づきや学びを継続的にストックしてくれるメンバーがいました。
書くことのハードルが下がり、アドカレが一過性のイベントで終わらなかったことは、とても嬉しい出来事でした。
メンバーの一人が、アドカレ全体を見やすくしてくれるページを作ってくれたこと****
エンジニアのGoさんが、各記事を図解として再構成し、アドカレ全体を一望できるギャラリーページを作成してくれました。
ひとつの記事を別の形でも届けようとする動きが自然に生まれたのは、発信への関心がチームに広がるきっかけとなりました。
ギャラリーの各ページのイメージ。[AI時代にどのようなデータが企業の資産になるのか より作成。github.com/53able/zukai-blog-am。](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/catshun/20260701/20260701140344.png)

エンジニア以外のメンバーも、発信に進んで協力してくれたこと****
アドカレはエンジニアによる企画として始まりましたが、記事の執筆には、営業や BizDev など、エンジニア以外のメンバーも進んで協力してくれました。
全員が「発信のための手引き」を1サイクル回せたこと****
テーマ決め・執筆・レビュー・公開という一連の流れを、エンジニア全員が実際に経験しました。
このサイクルを組織として初めて全員で回せたことは、今後の技術発信をより仕組み化していくうえでの土台になります。
このほかにも、記事をきっかけにしたメンバー同士の会話が増えたり、社外の方から反響をいただいたりと、数字には表れにくい変化もいくつも生まれました。
技術発信で大切にしていること
私たちは、以下の3つを大切にしたテクノロジー集団を目指しています。
テクノロジーを信じて学び、挑戦すること
エネルギー量を高く保ち、変化を楽しむこと
期待を越えつづけること
この3つを実現するには、エンジニア一人ひとりの貢献が欠かせません。
日々の挑戦や学びの過程を言葉にして共有し、フィードバックを受けながら互いに高め合う。
そのサイクルがあってはじめて、学びも、エネルギーも、期待を越える動きも加速していきます。
発信は、記事を書くことだけではありません。
仲間の発信に目を通し、フィードバックを送ることもまた、発信文化を支える大切な活動です。
メンバーごとにやっていることも強みも異なりますが、それぞれが自分の関心に基づいて動けるからこそ生まれる多様性を大切にしたいと考えています。
「書きたいから書く、役立つから書く」という自然な動機を起点に、学びや挑戦を日常的に発信できる組織にしていくこと。
日々の小さな行動の積み重ねの先に、これからの Algomatic のカルチャーが築かれていくと思っています。
これからのエンジニア組織
このアドベントカレンダーは、ゴールではなくスタートです。
Algomatic は新体制のもと、「AI時代の企業OSをつくる」**というミッションに向けて、これまで以上に大きな挑戦に踏み出しています。

変化のスピードが速い領域だからこそ、先ほど挙げた3つの姿勢を、エンジニア集団としてこれまで以上に体現していく必要があります。
だからこそ私たちは、全員が日々の学びを当たり前のように発信し、お互いの関心を尊重し合える組織を目指しています。
体制が変わった今だからこそ、日々の発信を積み重ねながら、これから出会う仲間にも「ここで一緒にやってみたい」と思ってもらえる組織でありたい。
今回の完走は、その確かな第一歩となりました。
おわりに
Algomatic では、「AIで企業のOSをつくり替える」をミッションに、変化の速い領域でも学びや試行錯誤を続けられる エンジニアを募集しています。
もし少しでもご興味をお持ちいただけましたら、カジュアル面談にお越しいただけるとうれしいです!
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