快手、6 つの工程チームが AI の実業務への導入を推進
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Kuaishou Engineering
快手エンジニアリングチームが、従来の人中心のワークフローを「Agent-First」な協業モデルへ転換し、AI エージェントが企画からテストまでを自律的に実行する仕組みを実証した。
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AI NEW LABで論点を見るAI深層分析を開く2026年8月13日 21:20
AI深層分析
キーポイント
個人効率と組織効率の乖離解消
AI コーディングによる個人の速度向上は、従来の分業プロセスにおける待ち時間により相殺され、組織全体の交付効率は僅か12.8%しか向上しなかった。
Agent-First 協業プラットフォームの構築
周路氏が主導する総合应用センターは、製品・開発・テストの各役割を担う AI エージェントが文脈を共有して連続的に作業を行う「Agent Teammates」を導入した。
実務プロジェクトでの劇的な成果
「知識財産入池」プロジェクトにおいて、従来の60人日かかる見積もりに対し、1名のPMと1名のエンジニアが 6 個の Agent を指揮して 6 日で完了させた。
エンジニア職能の再定義
チーム内でのフロントエンドやバックエンドの境界が溶解し、全員が AI エージェントを管理・方向付けする「Agent Manager」として役割を変化させた。
AI で個人ツールから組織ワークフローへ
個人の AI ツールをチーム共通のワークフローに変換し、個々の効率化を組織全体の提効へと転換する。
重要な引用
AI コード貢献率が 63.1% に達したが、組織全体の交付効率向上は 12.8% に留まった
既存の工程は人間同士の協業に最適化されており、エージェントのために再設計されていない
チームは厳密なフロントエンド・バックエンドの区分を持たず、全員が「Agent Manager」となった
让个人提效可以转化为组织提效
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編集コメント
この事例は、企業が AI を導入する際の典型的な落とし穴である「個人効率の向上が組織効率に直結しない」問題を、技術的な解決策ではなくプロセス設計の変革で克服した点に意義がある。Kuaishou のエンジニアリングチームが示した「Agent Manager」という新しい役割定義は、今後の開発現場のあり方を考える上で極めて示唆に富む。
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快手技術 2026-08-13 18:22 北京
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序言:代码写快了,接下来呢?
在快手,AI 的探索并非局限于少数团队。从模型研发到平台建设,再到具体业务落地,众多工程师正致力于将 AI 转化为实际的工程能力,并在真实场景中验证其效果。
最先显现的变化是 AI Coding 带来的代码产出量显著提升。过去需要一名工程师耗时数天完成的代码,如今几十分钟即可生成。快手某团队的 AI 代码贡献率甚至达到了 63.1%。
虽然代码编写速度大幅提升,但从需求提出到产品上线的路径却并未缩短:分析、评审、开发、测试,每一个环节都不可或缺。产品经理需向研发团队解释需求,研发完成后需等待测试,若测试发现问题则需重新沟通。只要其中任一环节衔接不畅,之前节省下来的时间就会转化为下一环节的等待成本。
同期数据显示,团队整体交付效率仅提升了 12.8%。个人效率的提升,并未直接转化为组织层面的效率增长。
周路、袁首超、郭云龙、王东旭、李刚和吴淼所在的 6 支工程团队,开始重新审视 AI 与技术工作的关系:需求如何被精准理解?知识怎样高效调用?技术人员如何深入业务现场?不同角色间如何实现协作?AI 生成的代码又如何安全地进入生产环境?
在这 6 个团队中,AI 正沿着不同的路径融入真实业务:在研发流程中接力需求传递,在商家经营中化身“运营小二”,跟随工程师走进业务一线,参与反作弊平台建设,支撑小团队的全栈交付,并接受生产质量体系的严格检验。
AI 不再仅仅停留在个人电脑里辅助写代码,而是开始贯穿需求、协作、交付与生产,深入真实业务运转的全过程。
周路が率いる総合応用センターは、調達・法務・IT・行政など 200 以上の内部システムを統括しています。チームには要求事項が多く納期も迫っているため、「受注して納品する」典型的な体制です。
従来の開発プロセスでは、まず製品担当者が要件を整理し、レビューとスケジュール調整を経てから開発・テスト・リリースへと進みます。各工程は役割ごとに順次進行するため、一つでも認識がズレれば、その後の作業はすべて待たなければなりません。
以前は、製品・開発・テストの各チームがそれぞれ AI を活用して業務速度を上げていましたが、それぞれの AI が持つ情報は断片的で、文脈全体を把握できていませんでした。そのため、工程間の引き継ぎ時には、ドキュメントや会議、口頭での説明によって業務背景を改めて共有する必要がありました。
周路は、根本的な問題はプロセスにあると気づきました。現在のフローは人間同士の協働に最適化されており、Agent を想定した設計になっていないのです。
そこで彼は「Agent-First 産研コラボレーションプラットフォーム Agent Teammates」を構築しました。これにより、Agent がチームメンバーとして日常業務に参加し、要件の分解・企画書の作成・コード生成・テスト実行などを担うようになりました。
チームは Agent ワークフローを作成し、製品・開発・テストなどの役割を持つカスタム Agent を設定します。異なる Agent は同じプロジェクトやタスクを共有し、前工程での判断と進捗を引き継ぎます。例えば、製品 Agent が要件定義書を作成すれば、開発 Agent がそれを元にタスクを分解し、テスト Agent がさらにテストの視点を補完します。前工程で残された業務ロジックや設計判断は、そのまま後工程の入力データとして活用されます。
エンジニアは反復作業から解放され、要件の判断・方針決定・リスク管理といった高付加価値な業務に注力できるようになりました。以前は複数の役割が順次引き継ぐ必要があった作業も並行して進められるようになり、繰り返しのコミュニケーションや待ち時間が大幅に削減されました。
「知的財産権プール化」プロジェクトは、この新しい働き方の完全な実証事例です。
異なる特許プールにはそれぞれ独自のルールがあり、1 件の特許出願から登録まで数ヶ月かかることもあります。関連情報はメール・表計算ソフト・コミュニケーション記録などに散在しています。法務部門はこれらの情報を一元管理し、申請・資料・フィードバック・進捗をオンラインシステムで統括したいと考えていました。
異なる動画符号化規格は、それぞれ対応する特許プールが存在します。
従来の見積もりでは、このプロジェクトには 60 人日(約 2 ヶ月)が必要とされていました。
しかし今回は、製品担当者 1 名・エンジニア 1 名・そして Agent 6 体のみで臨みました。その結果、製品 Agent が 40 分ほどで第 1 版の PRD を作成し、他の Agent が続けて技術設計・タスク分解・初版の開発とテストを完了。プロジェクトはわずか 6 日でリリースされました。
Agent が実際にタスクを実行したのは 1 日未満であり、残りの時間はコードレビューと人手によるテストに充てられました。
この新しい働き方は、交付データにも明確に表れています。第 2 四半期、総合応用センターは 301 のタスクを完了し、1 人あたりの月間交付量は第 1 四半期の 3 倍に増加しました。
こうした変化は、チームの役割分担そのものを再定義するものとなりました。
Agent はもはや各工程に点在する単発ツールではなく、独立してタスクを請け負う仮想社員のような存在です。一連の産研プロセス全体を通じて、要件背景・プロジェクトルール・タスク進捗を継続的に理解し、同じ文脈の中で作業を進め、情報整理・工程間引き継ぎ・大量の反復業務などを担います。
エンジニアは固定された工程からの解放により、判断力や創造力がより求められる課題に集中できるようになりました。
現在、周路チームには厳密な意味でのフロントエンド・バックエンドの区分けはありません。全員が「Agent Manager」として、Agent の編成・方向性の判断・結果の管理を担い、それぞれの業務範囲が広がっています。
周路が真に成し遂げたのは、個人が持つ AI ツールをチーム全体で活用できるワークフローへと昇華させ、個人の生産性向上を組織全体の効率化に変換した点にあります。
快手电商には数百万の動売商家が存在し、その大半は中小企業です。
彼らは临沂の女装産地にある問屋の店主であったり、烟台のリンゴ産地の果樹農家であったり、あるいは初めてライブ配信販売に挑戦する個人事業主だったりします。
商品や店舗を持っていても、EC 業界への理解は浅く、経営上の課題に直面した際も、それが商品の問題なのか、コンテンツの問題なのか、それともライブ配信の質の問題なのかを特定するのが困難です。
「电商小二(プラットフォーム担当者)」は商家とプラットフォームをつなぐ架け橋です。彼らはプラットフォームの政策を説明し、キャンペーンを推奨するとともに、店舗データを分析して経営アドバイスを提供します。
しかし従来の対面や電話による指導では、1 回のやり取りに短くとも 10 分、長く数時間を要し、担当者が月間にカバーできる商家数はせいぜい 200〜300 社。人手を増やすだけでは数百万の商家をすべてサポートするのは不可能でした。
袁首超率いるチームは「灵顺(リンシュン)」プロジェクトを開始し、「小二」にデジタルな分身を持たせることで、従来の「商家に行動を促す」「意思決定を支援する」段階から、一歩進んで「代わりに実行する」フェーズへと進化させました。
プラットフォームがキャンペーンを実施する際、AI 搭載の「Agent 小二」は各商家の実情に合わせて参加条件や補助金、期待収益を解説。商家が参加を承諾すると、自動的に登録手続きまで完了します。
システムはさらに商品、トラフィック、コンテンツ、ライブ配信データを分析し、経営上の弱点を特定します。季節外れの品揃えであれば有望なカテゴリーを推奨し、クリック率が芳しくない場合は画像や訴求ポイントを調整し、コンテンツが不足していれば短视频(ショート動画)やライブ配信の強化を提案します。
もし商家にライブ配信販売の実績が乏しい場合でも、「直播辅助工具」を開き、商品情報と訴求点を入力するだけで、AI が即座に配信台本を生成。コメント欄での顧客質問にも自動で回答し、商品の魅力を伝えるインテリジェントなステッカーも作成して視聴者に直接提示できます。
技術チームはこれまでバラバラだったツールをつなぎ合わせ、「ルール解説」「経営診断」「具体的な実行」までを一貫したサービスチェーンとして構築しました。
ある男性アパレルの商家では、従来は月間 GMV の 90% 以上が検索型 EC(货架电商)から発生しており、短视频領域での貢献率は 2.7% に満たない状況でした。しかし短视频 AI 托管を導入した結果、短视频 による GMV は 73 元から 1.4 万元超へと急伸し、その占める割合は 66.7% 以上にまで拡大しました。
実験比較の結果、AI 托管を受けた商家の日均支払 GMV は対照群と比較して 15% 以上向上。この成功を受け、今後はすべての商家が AI 托管機能を利用できるようになります。
AI 機能を活用することで、快手电商のライブ配信ではリアルタイム字幕も実装され、聴覚に障害を持つ方々にもよりスムーズな购物体验を提供しています。
これらの商家にとって、AI が求められているのは壮大な技術革新ではありません。複雑なルールをその場で解説する、商品画像のどこを修正すべきか指し示す、あるいは初となる成約につながる短视频 を作成する手助けをする——そうした小さな支援こそが、現場では大きな意味を持つのです。
技術は複雑な経営判断や操作をプラットフォームに集約し、事業者が商品とコンテンツの質向上に集中できるようにします。同時に、優れた商品を明確に可視化し、必要な人へ正確に届けることを可能にします。
郭雲龍氏は快手のメインプラットフォーム技術部に所属し、運営チームの R&D 要件をサポートしています。
運営チームにはコンテンツ運営だけで 30 以上の垂直分野が存在します。各分野は似ている部分もありますが、完全に同じではなく、一つのソリューションですべてをカバーするのは困難です。また、トレンドに基づくイベントは時効性が強く、最も緊急性の高い「翌日までの納品」では、当日に要件が提出されれば翌日には必ず公開する必要があります。さらに、特定の垂直分野のみを対象とする要件も存在し、汎用性に欠けるため優先順位が低く設定されがちで、長期にわたって対応が遅れるケースがあります。
AI Coding が徐々に成熟するにつれ、郭氏はチーム内で「クロススタック納品」と「FDE(Frontline Deployment Engineer:最前線展開エンジニア)」のモデルを推進しました。
全栈交付能力を持つエンジニアが一人いれば、その人はパソコンを持って運営チームに直接赴き、要件待ちをするのではなく、業務がどのように進行しているかを直接観察します。
現場駐在のエンジニアが発見したのは、審査担当者が 4 時間かけて複数のシステムを行き来し、300 件以上のコンテンツを一つずつ「タグ付け」しているという実態でした。
そこで彼は即座に審査用ワークステーションを構築しました。分散していた情報を一つの画面に集約し、AI による事前審査機能、複数人での共同作業機能、進捗記録機能を追加したのです。
2 時間後には第一版のワークステーションが稼働し、同じ業務量でも一人あたりの所要時間は 1 時間に圧縮されました。
動画タグ付けワークステーションの例
もう一つの課題は、春節晚会やワールドカップのような大型イベント時に発生します。
運営チームは長時間のライブ配信から素早くハイライトを切り出し、公開する必要があります。ピーク時には 20 人以上が同時に作業を行うこともありますが、イベント終了後は需要が急激に消滅するため、従来の方法でプロジェクト化するのは困難です。
FDE エンジニアは編集プラットフォームと公開インターフェースを接続し、AI による自動スライス機能や画像合成機能を追加しました。その結果、以前なら 20 人日かかっていた作業が、現在は 2〜3 人日で完了できるようになりました。
FDE がもたらしたのは納品速度の向上だけではありません。エンジニアがこれまで蓄積してきた技術的知見を現場でより大きな価値として発揮させることにもつながっています。
過去には、インフラや社内プラットフォームの長期的な構築に携わってきたエンジニアにとって、自分が築いた技術力が実際にどこで使われ、ビジネスにどのような変化をもたらしたかを直感的に把握するのは困難でした。しかし、彼らが運営現場に足を踏み入れることで、これまで技術的な視野に入っていなかった多くの問題が、「捉えられ、解決可能な機会」として浮かび上がってきました。AI はさらに「機会の発見」から「結果の検証」までの距離を短縮しました。これにより、誰もがより広い空間で、自らが描いた理想を完全に実現できる環境が生まれています。
この変化は技術チームだけではありませんでした。
製品チームもまた、従来の役割分担を自ら打破し、製品とデザインの機能を融合させた「PDE(Product Design Engineer:製品設計エンジニア)」へと進化させました。PDE は FDE とともに業務現場に早期に参画し、ビジネスと共に試行錯誤し、共に判断を下し、解決策を探るパートナーとなりました。
AI がエンジニアの効率化を加速させる一方で、不正業者もそれを悪用して攻撃手段を進化させています。彼らの手口はより迅速かつ大規模になり、検知も困難になっています。プラットフォームと不正業者との攻防は新たな段階へと移行しました。
王東旭氏は快手の商業化技術部に所属し、広告コンテンツの安全性とトラフィックの不正対策を担当しています。彼のチームは、アプリケーションアルゴリズム、戦略開発、運用開発、データ研究開発という 4 つの技術領域にまたがっています。従来、チームは低コードプラットフォームを活用してリスクの洞察を行ってきました。
低コードプラットフォームは標準化されたコンポーネントを備えており、一般的なクエリや分析を効率的にカバーできます。しかし、リスクとの対抗が複雑化するにつれ、既存のコンポーネントでは対応しきれない複雑で非標準的な不正分析ニーズが増加しました。チームは毎週 2 回、継続的な調整と適応を余儀なくされていました。
Coding Agent の能力が成熟してきたことを踏まえ、王氏は商業化反作弊リスクインサイトプラットフォーム「Monika」の再構築を決断しました。
王氏はこの数年前に別の企業で同様の反作弊プラットフォームの構築に参加した経験があります。その際は、システムが完成するまでにチーム全体で 1 年以上を要しました。従来の開発・研究のイテレーション方式で推計すると、商業化領域の 30 以上の製品をカバーする Monika プラットフォームには約 300 人日の投入が必要と見積もられていました。しかし今回は、エンジニア 1 名と数名のアルゴリズムインターンが参加し、わずか 25 営業日でコア機能の構築を完了させました。
このスピードアップは Coding Agent だけによるものではありません。
開発の前段階で、反作弊アルゴリズムエンジニアはまず広告主、アカウント、デバイス、クリエイティブ、行動、資金といったリスクエンティティとその相互関係を整理し、「Entity-Relation」領域モデルを構築しました。その後、各リスクシナリオごとに「Spec(仕様)」ドキュメントを作成し、データソース、ページ表示方法、インタラクション方式、検証基準などを明記します。仕様が確定した後に Coding Agent がコード生成を開始し、異なるエンジニアが統一された「Harness」アーキテクチャに沿って並行して作業を進めることができます。
この手法は「SDD(仕様駆動開発)+ TDD(テスト駆動開発)」と呼ばれています。これは、熟練エンジニアの頭脳にある業務経験を、AI が実行可能でチームが再利用可能なエンジニアリング構造や資産へと変換するものです。
Monika の運用開始後、リスク管理担当者は広告クリエイティブ ID を入力するだけで、動画作成からクリエイティブの組み合わせ、トラフィック配信、ユーザーの閲覧に至るまでの完全なプロセスを把握できます。以前は別々のシステムに散在していたアカウント、デバイス、行動の痕跡も自動的に関連付けられ、隠れた不正ネットワークの特定を支援します。
Monika プラットフォームの例示
Monika は、チームが蓄積してきた過去の事例や判断ロジックを大規模モデルの Agent に委譲し、反作弊アシスタントとして異常を自ら発見・分析する役割も担っています。これにより、リスクを発見する効率が 50% 向上しました。
リスク管理チームにとって、業務効率化の向上は表面的な成果に過ぎません。リスク関係をより迅速に把握し、ブラック・グレー産業の組織をより包括的に検出することは、攻撃が拡散する前に発見・遮断できる件数が増えることを意味します。これにより、正当な広告主やユーザーへの影響を防ぎ、プラットフォームの生態系を健全に保つことができます。
AI はまた、リスク管理の専門能力を実装するまでの期間を短縮しています。
あるアルゴリズムエンジニアは、DeepFake 検出アルゴリズムを独自に開発しただけでなく、一連の検出プラットフォームを構築し、100 人以上が参加する深偽(ディープフェイク)検出コンテストも主催しました。かつてこれらは、アルゴリズム、フロントエンド、バックエンドが密接に連携するチーム単位でのプロジェクトでした。AI は個人の能力範囲を広げ、異なる技術職種の間の境界を曖昧にしています。
AI を巧みに活用するエンジニアは、かつてチームワークによってしか得られなかった能力を獲得し、個人の創造性をより広範なビジネス現場へと拡張しています。
「能力をプラットフォーム化し、複雑さを基盤層に隠す」——これは依然として技術エンジニアの役割です。
李剛氏は、クイックショウ(快手)の国際化成長およびライブ配信技術チームの責任者として、Push 通知(プッシュメッセージング)の分野で AI Native の実験を進めています。
海外事業からの需要が次々と押し寄せますが、クライアント側、サーバー側、アルゴリズム、テストそれぞれにスケジュールの割り当てがあり、ボトルネックが生じていました。AI Coding は個人のコーディング速度を向上させましたが、役割間での要求事項の受け渡しに伴う待ち時間を解消したわけではありません。
李剛氏は突破口として「フルスタックによる納品」に目を向けました。一人のエンジニアが複数の工程を担当すれば、協業が必要な人数が減り、自然と処理スピードが向上します。
本格的な転換期を迎えた際、チームは高い学習コストに直面しました。
クライアント側のエンジニアがサーバー側の業務を引き継ぐには、Java サービスやインターフェース設計、リリースフローを新たに習得する必要があります。さらに困難なのは心理的なハードルです。新しい技術スタックに不慣れで、コードがオンライン上の問題を引き起こした場合、誰が責任を負うのかという不安です。
李剛氏はこれに対処するため、ペア制度を導入しました。クライアントとサーバーの両方で能力が高いメンバーを二人一組とし、実際のタスクを通じて互いに指導し合いながら進めます。
最初の二ヶ月間は、転換したメンバーのコードに安定性の問題が生じても、メンターが責任を負います。二ヶ月経過後は、本人が責任を負うようになります。簡単な要件は一人のフルスタックエンジニアが完結させますが、複雑でリスクの高いタスクについては依然として複数人での協業を維持します。
しかし、単にエンジニアがより多くの技術を習得しただけでは、全体の処理時間を短縮するには不十分です。たとえ一人がクライアントとサーバーの両方のコードを変更できても、データ分析、要件整理、テスト、効果評価といった工程には依然として待機時間がかかります。
そこで李剛氏は、要件の全プロセスをカバーする一連のエージェント(Agent)も同時に構築しました。
「クライアント端末での Push 通知のホバー表示時間の制御」という事例では、一人のフルスタックエンジニアが、この一連のプロセス用エージェントを活用して独自に解決しました。
製品担当者は当初、経験則に基づき「Push がスマホ画面に表示される時間が長すぎると、ユーザーのクリック率に影響するのではないか」と考えていました。かつては、この仮説をまずデータアナリスト(DA)に依頼してデータを抽出させ、その後エンジニアがコードを検査し、数回のやり取りを経てようやく要件として確定するという流れでした。
Push 样式示例
今回は、製品チームが課題を「万事通 Agent」に丸投げしました。Agent は自ら関連するデータテーブルやコード、過去の資料を探し出し、SQL を自動生成してデータクエリを実行。さらに、異なる種類の Push 通知についても分析を行いました。
その結果、クライアント側でローカルトリガーされた Push のうち、80.6% が固定で 10 秒間表示される状態にあることが判明しました。また、発生源が特定できない Push においては、この割合はさらに 94.3% に達していました。
調査を続けたところ、Agent は根本原因にたどり着きました。従来の設定では、一部の Push のみ制御可能であり、クライアント側でトリガーされる通知には適用されず、システムデフォルトの 10 秒表示がそのまま使われていたのです。その結果、多くの Push が 10 秒という単一の値に固定され、シナリオに応じた柔軟な調整ができなくなっていました。
この分析を基に、万事通は包括的な PRD(製品要件定義)を作成しました。そこでは統一パラメータの追加と優先順位の明確化が提案され、A/B テストの実装も設計されています。その後、Myflicker が PRD を引き継ぎ、企画立案からコード生成、自己検証までを完了。テスト用の Agent は PRD とコード変更に基づいてテストケースを自動生成・実行しました。
この全栈(フルスタック)実験の真価は、単に少ない人員で多くの要件を満たせるようになったことだけではありません。人と Agent の役割分担を再構築した点にあります。
これまで製品マネージャー、クライアント開発者、サーバーサイドエンジニアといった職種ごとの壁によって分断されていた業務が、今では一人の人間によって継続的に推進できるようになりました。これにより協業コストが低下し、個人の生産性向上が組織全体の効率化へと直結するようになりました。
エンジニアも、特定の工程をこなすだけの存在から、要件理解から製品化、結果検証に至るまでの一連のプロセスを担う立場へと進化しました。
商品、取引、決済。これらは快手(クイショウ)の生活サービスを支える 3 つのコアプロセスです。吴淼(ウーミャオ)率いるチームはこれらのシステムの開発と運用を担当しており、ある一箇所の改修が複数のリポジトリや上流・下流のサービスに波及するリスクを常に抱えています。
2026 年初め、同チームにおける AI によるコード生成率は 31.67% に達していましたが、実際に完全なデリバリーフローに入ったのは 4% もないほどでした。
AI がタスクを受け取るたびに、まるで初めてプロジェクトに足を踏み入れたかのような状態です。システムが過去にどのような改修を遂げてきたか、チームが安定性のためにどのような制約を設けているかを理解していないのです。初期の実践では、AI が知識ベースから誤ったインターフェースを見つけ、その結果として生成されたコードもまた方向を誤ってしまいました。
この課題に対処するため、吴淼のチームは「Harness」というエンジニアリングフレームワークを構築しました。これにより AI に対して明確な作業パスが提示されます:要件分析、設計立案、テストケース生成、コーディング、自己検証、コードレビュー、デプロイ検証。各工程には入力と出力、そして通過基準が明確に定義されており、前段階の基準を満たさなければ次の工程へ進めません。
このフレームワークはまず「知識の問題」を解決します。チームはコードを技術的な事実の源泉と位置づけ、リポジトリから直接インターフェース、依存関係、ビジネスロジックを抽出して AI が参照可能なプロジェクト知識として構築しました。コードがマージされると、新たな情報も自動的に蓄積・更新されます。
システムはまた「夢のメカニズム」を通じて、定期的に知識を抽出・審査・修正・評価し、コードの変化に合わせて知識も更新されるようにしています。
テスト資産もコーディングの前段階で準備されます。AI がまだコードを書き始める前には、すでにテストケースやグレーゾーン(カナリ)リリースの要件、例外処理、ロールバック基準が設計に組み込まれています。コード生成後には、比較的に独立した工程で審査と検証が行われます。パイプラインを通過できなければタスクは戻され、AI は品質の閾値を越えずして本番環境へ進むことはできません。
5 月時点でのチームの AI コード生成率は 31.67% から 84.46% に向上し、AI が関与した L2 以上の要件の割合も 3.23% から 90.91% へと大幅に伸びました。
より重要な変化は、チームが AI の不確実性をどう捉えるかという点で起きています。ウーミャオ(Wu Miao)によれば、半年前まではモデルの幻覚現象を根本的に解決することは不可能だと考え、できることは緩和策に限られていました。
Harness による工程体系の変化は、幻覚が完全に消滅することではありません。重要なのは、それを検証可能で遮断でき、かつロールバック可能なプロセスに組み込むことです。知識は継続して更新され、テストは早期に介入し、独立した工程が検証を担当します。失敗したタスクは自動的に戻され、本番環境へ展開された後もグレーゾーンリリースや機能低下(デグレード)、ロールバックの仕組みが残っています。
モデルが間違いを犯す可能性は依然としてありますが、もたらされる不可控なリスクは、本番環境で許容できる水準まで抑え込まれました。ウーミャオはこの変化を「制約による信頼の飛躍」と呼びます。
この信頼は、「AI は常に正しい」という仮定の上に成り立っているわけではありません。それはエラーを即座に発見し、リスクの拡大を防ぎ、結果を制御できる工程システムによって支えられています。AI コーディングが越えたのは、単なるコード生成率の壁だけではありません。「使える状態」から「安定して使える状態」へと至る壁です。
こうした工程上のガードレールがあることで、多くのエンジニアが同じルールのもとで AI を活用できるようになり、チームが蓄積した経験も継続的に再利用されます。
AI コーディングはもはや個人の効率化ツールに留まらず、共同利用され、持続的に進化していく工程能力へと発展しつつあります。
「結び:より大きな工程への挑戦」
6 つの物語を振り返り、快手チームが AI 工程実践に対して示す答えも次第にはっきりとしてきました。
AI はより包括的な業務プロセスへ進出しています。製品・開発・テスト間の協働に参加し、中小事業者への経営支援を提供し、エンジニアと共に現場の運営に入り込み、リスク管理や海外展開、ライフサービスといった複雑なシステムにも入り込み、実業務による検証に耐えています。
これらの実践がもたらす変化は必ずしも壮大なものではありません。
それは、ある事業者が最初の成約につながるショートビデオを作成するのを助けることかもしれません。あるいは、運営担当者が数時間の単純作業から解放されること、小規模チームがより多くの要件を受け持つことができるようになること、生成されたコードが十分に検証され、本番環境へ安全に導入されることかもしれません。こうした具体的な成果こそが、技術が実業務に深く根付く重みとなっています。
6 チームの実践は、快手が AI 工程領域で歩む探索の道筋も浮かび上がらせています。真の問題から出発し、人間と AI の協働プロセスを再設計し、断片的な知識や経験、品質基準をシステムに組み込み、有効な実践を繰り返すことで再利用可能な工程能力へと昇華させるのです。
最初に戻りましょう。「コードが速くなった後、次に何をするか?」
グオ・ユンロン(Guo Yunlong)は、ジョブズが有名にした「売糖水」の問いを思い出させます。慣れ親しんだ枠組みの中に留まり、他人から与えられたタスクをこなすのか、それとも本物で、ある意味荒々しい環境へと足を踏み入れ、自らツールを構築してより広範な問題を解決するのか。
6 チームは一致して後者を選びました。AI を開発プロセスや事業者の経営、業務現場、そして生産システムへ持ち込み、具体的な実践を通じて、エンジニアが何を実現できるのかを改めて理解しています。
エンジニアは毎日世界を変える方法を考える必要はありません。むしろ、自らの居場所(格子)から一歩踏み出し、直面する現実の課題に向き合い、技術を使って具体的な事柄を少しでも前に進めることを選ぶことができます。
現在、快手で進行中の AI 実践において、これこそが最も魅力的な参加理由と言えるでしょう。
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快手 AI 開発パラダイムの転換:効率化から組織の変革へ
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快手技术 2026-08-13 18:22 北京
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「序言:代码快了,然后呢?」
在快手,围绕 AI 的探索并不只发生在少数团队。从模型、平台到具体业务,许多工程师都在尝试把 AI 转化为实际的工程能力,并在真实场景中验证效果。
最先显现出来的变化是 AI Coding 的代码量显著提升。过去需要一名工程师几天写完的代码,现在几十分钟就可以完成。快手某团队的 AI 代码贡献率达到 63.1%。
代码写得更快了,需求从提出到上线的路径却没有变短:分析、评审、开发、测试,一个环节也不能少。产品要向研发解释需求,研发完成后要等待测试,测试发现问题又要重新沟通。只要其中一个环节没有接上,前面节省下来的时间,就会变成下一环节的等待。
同一时期,团队整体交付效率却只提升了 12.8%,个人效率的提升,并没有直接转化为组织效率。
周路、袁首超、郭云龙、王东旭、李刚和吴淼所在的 6 支工程团队,也开始重新审视 AI 与技术工作的关系:需求怎样被理解,知识怎样被调用,技术同学怎样进入业务现场,不同角色如何协作,AI 生成的代码又如何安全地进入生产环境?
在这 6 个团队里,AI 沿着不同路径进入真实业务:在研发流程中接力需求,在商家经营中成为“小二”,跟随工程师走进业务现场,也参与反作弊平台建设、支撑小团队全栈交付,并接受生产质量体系的检验。
AI 不再停留在个人电脑里辅助写代码,而是开始穿过需求、协作、交付与生产,进入真实业务运转的全过程。
周路所在的综合应用中心,负责采购、法务、IT、行政等 200 多个内部系统。团队需求数量多、时间紧,是典型的“接需求、做交付”团队。
按照传统研发流程,一项需求要先由产品梳理,经过评审和排期,再进入研发、测试与上线。流程按角色依次推进;一个环节没有对齐,后面的工作就只能等待。
之前,产品、研发和测试各自使用 AI,提升了各自环节的速度。
但这些 AI 各自掌握一部分信息,却不知道完整的上下文。每次交接时,仍要靠文档、会议和口头沟通重新解释业务背景。
周路意识到,问题还是出在流程上:现有流程适配的是人与人协作,还没有为 Agent 重新设计。
为此,他搭建了 Agent-First 产研协作平台 Agent Teammates,让 Agent 作为团队成员进入日常协作,承担需求拆解、方案起草、代码生成和测试执行等工作。
团队创建一个 Agent 工作流,自定义产品、研发、测试等角色,不同 Agent 可以围绕同一个项目或任务共享上下文,接续前一环节的判断和进展:产品 Agent 形成需求文档,研发 Agent 接着拆解任务,测试 Agent 再补充测试思路。前一环节留下的业务逻辑和设计判断,可以直接成为后一环节的输入。
工程师则从重复执行中抽身,把精力放在需求判断、方案决策和风险把关上。过去需要多个角色依次交接的工作,也得以并行推进,减少了反复沟通和彼此等待。
「知识产权入池」项目,是这套工作方式的一次完整实践。
不同专利池有不同规则,一次专利申请可能持续数月,信息散落在邮件、表格和沟通记录中。法务因此希望建设一套线上系统,统一管理申请、材料、反馈和进度。
不同视频编码标准,对应不同专利池
按传统方式预估,项目需要 60 人天、接近两个月。
这一次,团队只投入 1 名产品经理、1 名工程师和 6 个 Agent。产品 Agent 用 40 多分钟完成第 1 版 PRD,其他 Agent 随后完成技术设计、任务拆分和第一版开发测试,项目 6 天上线。
Agent 真正执行任务的时间不到 1 天,其余时间主要用于代码审查和人工测试。
新的工作方式也反映在交付数据中。第二季度,综合应用中心完成了 301 项任务,人均月交付量较第一季度翻了 3 倍。
这种变化也重新塑造了团队的职能划分。
Agent 不再是散落在各个环节里的单点工具,而更像一名能够独立承接任务的虚拟员工。它可以贯穿一段完整的产研流程,持续理解需求背景、项目规则和任务进展,在同一份上下文中推进工作,承担起信息整理、环节交接和大量重复执行的工作。
工程师也得以从固定环节的工作中抽身,把精力投入更需要判断和创造力的问题。
周路团队现在没有严格意义上的前端、后端之分了,大家都变成了「Agent Manager」,负责组织 Agent、判断方向并把控结果,每个人的边界都被拓宽了。
而周路真正改变的,是让个人手里的 AI 工具变成团队共同使用的工作流,让个人提效可以转化为组织提效。
快手电商有数百万动销商家,其中大部分是中小商家。
他们可能是临沂女装产业带里的一个档口老板,可能是烟台苹果产地的一个果农,也可能是某个第一次尝试直播带货的个体户。
他们有商品、有店铺,却对电商领域了解不多,当经营遇到问题,也很难判断经营瓶颈出在商品、内容还是直播间。
电商小二是商家和平台之间的桥梁。他们解释平台政策、推荐促销活动,也结合店铺数据给出经营建议。
传统的一次沟通短则 10 分钟、长则数小时,一名小二每月只能覆盖 200—300 个商家,单靠增加人手很难服务数百万商家。
袁首超团队启动“灵顺”项目,希望让“小二”拥有分身,实现从「建议商家做」「协助商家决策」,到「替商家做」。
平台推出活动时,Agent 小二会结合商家的经营情况解释活动参与条件、补贴和收益,商家确认参加后,自动帮商家报名。
系统也会分析商品、流量、内容和直播数据,判断商家经营的薄弱环节:商品不应季,就推荐更有潜力的品类;点击率不理想,就调整图片和卖点;内容不足,则建议增加短视频或直播。
如果商家直播带货能力不足,只要打开直播辅助工具,输入产品信息和卖点,AI 可以自动生成直播话术、在评论区自动答疑,还可以把产品卖点做成智能贴纸,向观众直接展示。
技术团队把原本分散的工具连接起来,形成从规则解释、经营诊断到具体执行的服务链路。
一个男装商家过去超过 90% 的月度 GMV 来自货架电商,短视频场域占比不足 2.7%。使用短视频 AI 托管后,短视频 GMV 从 73 元增长到超过 1.4 万元,占比提高到 66.7% 以上。
经实验对比,接受 AI 托管的商家日均支付 GMV 较对照组提升超 15%。后续所有商家也都能体验到 AI 托管能力。
借助 AI 功能,快手电商直播间还实现了实时字幕,帮助听障人士更便捷地购物
对这些商家来说,AI 未必需要带来宏大的技术变革。它可能只是及时解释一条复杂规则,指出一张商品图哪里需要调整,或者帮助商家做出第一条能够带来成交的短视频。
技术把复杂的经营判断和操作收进平台,让商家更专注于做好商品和内容,也让好商品被清楚地看见,更准确地抵达需要它的人。
郭云龙来自快手主站技术部,负责支持运营团队的研发需求。
运营团队里,光是内容运营就有 30 多个垂类,不同垂类相似又不尽相同,很难用一套方案覆盖。热点活动时效性强,最紧急的“跨天交付”,需求当天提出,第二天就必须上线。还有一些需求只服务某个垂类,不够通用,长期排不上优先级。
AI Coding 逐渐成熟后,他在团队内推广跨栈交付和 FDE(前线部署工程师)模式。
一名工程师具备全栈交付能力后,再带着电脑坐到运营团队里,不等需求排期,而是直接观察业务怎样工作。
驻场工程师发现,审核同学要花 4 小时切换不同系统、为 300 多条内容逐条“打标”。
他当场搭建审核工作台,把分散信息放进同一界面,并加入 AI 预审、多人协作和进度记录。
两小时后,第一版工作台投入使用,同样的工作量,人均耗时被压缩到 1 小时。
视频打标工作台示例
另一类需求出现在春节晚会、世界杯等大型活动期间。
运营需要从长时间直播中快速剪出精彩片段并发布,高峰期可能要 20 多人同时工作,活动结束后需求又迅速消失,很难按常规方式立项。
FDE 工程师把剪辑平台与发布接口连接起来,加入 AI 自动切片和画面合成,原来需要 20 多人天才能搞定的事,现在 2—3 人天就能完成。
FDE 放大的不只是交付速度,也让工程师原有的技术积累在现场发挥出更大价值。
过去,一些长期建设基础设施和内部平台的工程师,很难直观看见自己做出的技术能力最终被用在了哪里,又为业务带来了什么变化。当他们真正走进运营现场,许多过去不在技术视野中的问题,开始显现为可以被捕捉和解决的机会;AI 则进一步缩短了从「发现机会」到「验证结果」的距离。每个人都有更大的空间,完整实现心中想象。
这场变化并不只发生在技术团队。
产品团队也主动打破原有分工,将产品与设计职能融合为 PDE(产品设计工程师)。PDE 与 FDE 一同更早进入业务现场,变成了和业务一起试错、一起判断、一起寻找解法的人。
当 AI 开始提高工程师的效率,黑灰产也在用它升级攻击手段:动作更快、规模更大,也更难被发现,平台与黑灰产之间的较量进入新一轮攻防。
王东旭来自快手商业化技术部,负责广告内容安全和流量反作弊,团队横跨应用算法、策略开发、运营开发和数据研发四条技术通道。过去,团队主要通过低代码平台开展风险洞察。
低代码平台依靠标准化组件,能够高效覆盖常规查询和分析。但随着风险对抗变得更加复杂,一些复杂、非标准的新增作弊分析需求很难完全落入既有组件,团队需要每双周持续进行调整和适配。
随着 Coding Agent 的能力逐渐成熟,他决定重新搭建商业化反作弊风险洞察平台 Monika。
王东旭几年前曾在其他公司参与过类似反作弊平台的建设,整支团队花了一年多才让系统成型。按照传统产研迭代方式估算,拥有商业化全域 30 多个产品的 Monika 平台需要投入约 300 人天;这一次,团队投入了一名工程师和几位算法实习生同学,只用了 25 个工作日就完成了核心功能搭建。
速度并不只来自 Coding Agent。
开发前,反作弊算法工程师先梳理广告主、账号、设备、创意、行为和资金等风险实体及其关系,完成 Entity-Relation 领域建模,再为不同风险场景编写 Spec 规格文档,写明数据来源、页面展示、交互方式和验证标准。规格确定后,Coding Agent 才开始生成代码,不同工程师也可以沿着统一 Harness 架构并行推进。
这套方法被称为 SDD + TDD,即规格驱动开发和测试驱动开发。它把资深工程师脑中的业务经验,转化为 AI 可以执行、团队可以复用的工程结构和资产。
Monika 上线后,风控人员输入一个广告创意 ID,就能看到这条内容从视频创建、创意组合、流量投放到用户查看轨迹的完整过程,过去散落在不同系统里的账号、设备和行为线索,也会被自动关联起来,帮助风控人员找到隐藏的作弊网络。
Monika 平台示例
Monika 还把团队积累的历史案例和判断方法交给大模型 Agent,让它像一名反作弊助手,主动寻找异常并给出分析。由此,团队发现风险的效率提升了 50%。
对风控团队来说,提效只是表层结果。更快看清风险关系、更全面识别黑灰产团伙,意味着更多攻击可以在扩散之前被发现和拦截,让正常广告主和用户不受影响,也让平台生态更加健康。
AI 也让风控的专业能力获得更短的落地路径。
一名算法工程师不仅独立研发出 DeepFake 检测算法,还搭建起一整套检测平台,并组织了上百人参与的深伪检测大赛。过去,这通常是包含算法、前端和后端紧密配合的团队级项目。AI 正在拓宽个人的能力边界,也让不同技术岗位之间的分工不再那么泾渭分明。
善于使用 AI 的工程师,正在获得过去需要一个团队协作才能形成的能力,把个人创造力延伸到更广阔的业务现场。
把能力做成平台,把复杂度留在底座里,依然是技术工程师的工作。
李刚作为快手国际化增长与直播技术团队的负责人,在Push触达(消息推送)方向开展 AI Native实验。
海外业务需求不断涌来,客户端、服务端、算法和测试各有排期。AI Coding 提高了个人编码速度,却没有消除需求在角色之间流转的等待。
李刚把突破口放在全栈交付上。如果一名工程师能多做几个环节,需要参与协作的人少了,需求自然走得更快。
真正开始转型时,团队遇到了很高的学习门槛。
一名客户端工程师要接手服务端工作,需要重新学习 Java 服务、接口设计和上线流程。更难的是心理门槛:不熟悉新的技术栈,代码一旦引发线上问题,谁来承担责任?
李刚为此设计结对制度。客户端和服务端能力强的同学两两结对,在真实任务中互相带着做。
前两个月,转型同学的代码如果出现稳定性问题,由带教者承担责任;两个月以后,再由本人负责。简单需求由一人全栈完成,复杂和高风险任务仍然多人配合。
但仅仅让工程师掌握更多技术,并不足以缩短整条链路。一个人即使能够同时修改客户端和服务端代码,仍然要等待数据分析、需求梳理、测试和效果评估。
因此,李刚同时搭建了一组覆盖需求全流程的 Agent。
一次“客户端本地 Push 悬停时长控制”,就是由一名全栈工程师使用一组全流程 Agent 独立解决。
产品同学最初只有一个经验判断:一条 Push 在手机屏幕上停留多久,可能影响用户是否点击。过去,这个判断要先交给 DA 拉数,再由研发排查代码,几轮沟通之后,才可能变成一份需求。
Push 样式示例
这一次,产品直接把问题交给万事通 Agent。它自行找到相关数据表、代码和历史资料,自动生成 SQL、完成数据查询,并对不同类型的 Push 进行分析。
结果显示,客户端本地触发的 Push 中,80.6% 都固定停留 10 秒;在暂时无法识别来源的 Push 中,这一比例达到 94.3%。
继续排查后,Agent 找到了原因:原有的时长设置只能控制一部分 Push,客户端本地触发的 Push 不在其中,只能沿用系统预设的 10 秒。这使得大量 Push 的停留时间都集中在 10 秒,无法根据不同场景灵活调整。
在此基础上,万事通生成了完整 PRD,提出增加统一参数、明确参数优先级,并设计 A/B 实验。随后,Myflicker 接过 PRD,完成方案规划、代码生成和自检;测试 Agent 再依据 PRD 与代码变更生成并执行测试用例。
这场全栈实验的价值,不只是用更少的人完成更多需求,而是在重新组织人与 Agent 的分工。
过去被产品经理、客户端、服务端等岗位边界切开的工作,现在可以由一个人持续推进,降低了协作成本,让个人提效直接转化成组织提效。
工程师也从完成某个环节,走向理解需求、做出产品并验证结果的完整过程。
商品、交易、结算,是快手生活服务的三条核心链路。吴淼的团队负责这些系统的研发与运维,一处改动可能波及多个仓库和上下游服务。2026 年初,团队的 AI 代码生成率达到 31.67%,但真正进入完整交付流程的需求不到 4%。
AI 每次接到任务,都像第一次走进项目:不知道系统经历过哪些改造,也不了解团队为稳定性设置了哪些边界。早期一次实践中,AI 从知识库找到错误接口,后续生成的代码也跟着跑偏。
吴淼团队为此搭建 Harness 工程框架,为 AI 规定一条完整路径:需求分析、方案设计、用例生成、编码、自测、代码审查、部署验证。每个阶段都有明确的输入、产物和门槛,上一步没有通过,下一步就不能继续。
这套框架先解决知识问题。团队把代码视为技术实现的事实来源,直接从仓库提取接口、依赖和业务逻辑,形成 AI 可调用的项目知识;代码合入后,新信息也会重新沉淀。
系统还通过「梦境机制」定期提取、审查、修正和评分,让知识跟着代码一起变化。
测试资产也被前置到编码之前。AI 尚未开始写代码,测试用例、灰度要求、异常处理和回滚标准就已经进入方案。代码生成后,再由相对独立的环节审查验证。流水线没有通过,任务就会退回,AI 不能绕过质量门槛进入生产环境。
截至 5 月,团队 AI 代码生成率从 31.67% 提升到 84.46%,由 AI 参与的 L2 以上需求占比也从 3.23% 提升到 90.91%。
更重要的变化,发生在团队如何看待 AI 的不确定性上。吴淼说,半年前,他们还觉得模型幻觉不可能根治,能做的只是尽量缓解。
Harness 工程体系带来的改变,并不是让幻觉彻底消失,而是把它纳入一套可验证、可阻断、可回退的流程:知识持续更新,测试提前介入,独立环节负责校验,失败的任务自动退回,进入生产环境后仍有灰度、降级和回滚。
模型依然可能犯错,但它带来的不可控,已经被压到生产环境可以接受的水位。吴淼把这种变化称为“约束带来的信任跃迁”。
这种信任并不建立在 AI 永远正确的假设上,而是来自一套能够及时发现错误、阻止风险扩散并控制后果的工程系统。AI Coding 由此跨过的,不只是代码生成率的门槛,也是从“能够使用”走向“可以稳定使用”的门槛。
有了这道工程护栏,更多工程师可以在同一套规则下使用 AI,团队积累的经验也能被持续复用。
AI Coding 由此不再只是个人的效率工具,而逐渐成为一套可以共同使用、持续演进的工程能力。
「结语:一场更大的工程」
6 个故事讲完,快手团队对 AI 工程实践的答案也逐渐清晰。
AI 开始进入更完整的业务过程:参与产品、研发与测试之间的协作,为中小商家提供经营支持,跟随工程师走进运营现场,也进入风控、海外和生活服务等复杂系统,接受真实业务的检验。
这些实践带来的变化未必宏大。
它可能是帮助一名商家做出第一条带来成交的短视频,让运营少做几个小时的重复工作,让一个小团队接住更多需求,或者让一段生成的代码经过充分验证,稳妥地进入生产环境。但正是这些具体结果,构成了技术进入真实业务的分量。
6 支团队的实践,也勾勒出快手在 AI 工程领域的一条探索路径:从真实问题出发,重新设计人与 AI 的协作流程,把分散的知识、经验和质量标准写进系统,再将一次次有效实践沉淀为可复用的工程能力。
回到最初的问题:代码快了,然后呢?
郭云龙提起了乔布斯那个著名的“卖糖水”之问:是继续留在熟悉的格子里,完成别人安排好的事情,还是走进一个真实、甚至有些野生的环境,亲手构建工具,解决更大范围的问题?
6 支团队一致选择了后者。他们把 AI 带进研发流程、商家经营、业务现场和生产系统,也在一次次具体实践中,重新理解工程师可以做什么。
工程师或许不必每天想着如何改变世界,但可以选择走出格子,来到真实问题面前,用技术把一件具体的事情向前推动一点。
对于正在快手发生的这场 AI 实践来说,这或许就是最值得加入的理由。
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