AnthropicのCEO、オープンなAIモデルに対する見解を明示 NVIDIAなど“共同声明”との違いは?
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AnthropicのCEOは、オープンウェイトモデルの禁止を否定しつつ、中国へのチップ輸出規制や蒸留の制限、安全性テスト義務化を提唱し、Microsoftらとの共同声明とは異なる安全観を示した。
AI深層分析を開く2026年7月31日 22:57
AI深層分析
キーポイント
オープンウェイトモデル禁止説の否定と立場表明
ダリオ・アモデイCEOは、自社の事業保護のためにオープンウェイトモデルを禁止しようとしたとの批判に対し、過去から現在に至るまで禁止を提唱したことはないと明確に反論した。
Microsoftら共同声明への部分的同意と異議
同氏はMicrosoftやNVIDIAらが発表した共同声明の大部分には同意するが、オープンウェイトモデルが安全性向上やサイバー防御に寄与するという主張には同意できないとした。
国家安全保障上の懸念と具体的な3つの対策
権威主義政権による軍事利用や生物兵器開発のリスクを背景に、中国へのチップ輸出規制、産業規模の蒸留取り締まり、全モデルに対する安全性テスト義務化の3点を提唱した。
重要な引用
「オープンウェイトのAIモデルに対して禁止を提唱したことは一度もない」
「最も深刻な国家安全保障上の懸念」として、中国共産党をはじめとする「権威主義政権」が米国よりも強力なAIモデルを開発して軍事利用するリスクと、サイバー攻撃や生物兵器の開発にオープンウェイトモデルが悪用されるリスクを挙げる。
「私とAnthropicの立場をまとめると、オープンウェイトモデルというカテゴリーそのものの禁止を過去から現在に至るまで提唱したことはない」
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編集コメント
AnthropicのCEOが、オープンソースコミュニティからの批判を払拭しつつ、地政学的リスクを重視した独自の規制アプローチを提示した点は注目される。これは単なる技術論議ではなく、国際的なAIガバナンスの行方を左右する重要な示唆を含んでいる。
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AnthropicのCEO、オープンなAIモデルに対する見解を明示 NVIDIAなど“共同声明”との違いは?(1/2 ページ)
公開
2026年07月28日 12時40分
米Anthropicのダリオ・アモデイCEOは7月27日(現地時間、以下同)、オープンウェイトのAIモデルに対して「禁止を提唱したことは一度もない」との声明を出した。一方、AI向けのチップの輸出や、高性能なAIモデルの出力を別のモデルの学習や改善に利用する「蒸留」などに関し、一定の制限を設けるべきとも主張している。
アモデイCEOの声明は、米Microsoftや米NVIDIAなどが24日に発表した、オープンウェイトモデルへの過度な規制に反対する共同声明を受けたもの。Anthropicが同声明に署名していない理由を巡り、「自社の事業保護のためにオープンウェイトモデルを禁止しようとしている」との批判が出ているとして、自身の立場を明示した。
同氏は、Microsoftらの共同声明について「内容の大部分に同意する」と述べる。一方、オープンウェイトモデルによって、安全性を高める機能の開発が容易になったり、サイバーセキュリティの防御側が有利になったりするとの主張には同意できないとした。
背景にあるのは、アモデイCEOの問題意識だ。同氏は「最も深刻な国家安全保障上の懸念」として、中国共産党をはじめとする「権威主義政権」が米国よりも強力なAIモデルを開発して軍事利用するリスクと、サイバー攻撃や生物兵器の開発にオープンウェイトモデルが悪用されるリスクを挙げる。
アモデイCEOは、オープンウェイトモデルを全面的に禁止するだけでは、こうしたリスクには対応できないと指摘する。そこで同氏は、次の3つの対策を提唱した。
1つ目は、中国に対するAI向けチップの輸出規制だ。米国製のチップを制限し、中国国内におけるAIモデルの開発を抑制することで、2つのリスクの低減につながるという。
2つ目は「産業規模の蒸留」の取り締まりだ。アモデイCEOは、蒸留を使えば少ない計算資源で高性能なAIモデルを開発できると指摘する。蒸留でAIモデルを開発する中国企業の多くはオープンウェイトモデルを公開しているものの、同氏が懸念するリスクに比べると重要度は低いとの見解を示した。
3つ目は、高度なAIモデルに対する安全性のテストの義務化だ。オープンモデルかクローズドモデルかを問わず、サイバー攻撃や生物兵器の開発につながる危険性を評価する必要があるとした。
「私とAnthropicの立場をまとめると、オープンウェイトモデルというカテゴリーそのものの禁止を過去から現在に至るまで提唱したことはない。むしろ、強力なチップが権威主義的な勢力の手に渡らないようにすること、産業規模の蒸留を防ぐこと、オープン・クローズドを問わず、十分な性能を持つ全てのモデルに対して安全性のテストを義務付けることに注力すべきだ」(アモデイCEO)
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AnthropicのCEO、オープンなAIモデルに対する見解を明示 NVIDIAなど“共同声明”との違いは?(1/2 ページ)
公開
2026年07月28日 12時40分
米Anthropicのダリオ・アモデイCEOは7月27日(現地時間、以下同)、オープンウェイトのAIモデルに対して「禁止を提唱したことは一度もない」との声明を出した。一方、AI向けのチップの輸出や、高性能なAIモデルの出力を別のモデルの学習や改善に利用する「蒸留」などに関し、一定の制限を設けるべきとも主張している。
アモデイCEOの声明は、米Microsoftや米NVIDIAなどが24日に発表した、オープンウェイトモデルへの過度な規制に反対する共同声明を受けたもの。Anthropicが同声明に署名していない理由を巡り、「自社の事業保護のためにオープンウェイトモデルを禁止しようとしている」との批判が出ているとして、自身の立場を明示した。
同氏は、Microsoftらの共同声明について「内容の大部分に同意する」と述べる。一方、オープンウェイトモデルによって、安全性を高める機能の開発が容易になったり、サイバーセキュリティの防御側が有利になったりするとの主張には同意できないとした。
背景にあるのは、アモデイCEOの問題意識だ。同氏は「最も深刻な国家安全保障上の懸念」として、中国共産党をはじめとする「権威主義政権」が米国よりも強力なAIモデルを開発して軍事利用するリスクと、サイバー攻撃や生物兵器の開発にオープンウェイトモデルが悪用されるリスクを挙げる。
アモデイCEOは、オープンウェイトモデルを全面的に禁止するだけでは、こうしたリスクには対応できないと指摘する。そこで同氏は、次の3つの対策を提唱した。
1つ目は、中国に対するAI向けチップの輸出規制だ。米国製のチップを制限し、中国国内におけるAIモデルの開発を抑制することで、2つのリスクの低減につながるという。
2つ目は「産業規模の蒸留」の取り締まりだ。アモデイCEOは、蒸留を使えば少ない計算資源で高性能なAIモデルを開発できると指摘する。蒸留でAIモデルを開発する中国企業の多くはオープンウェイトモデルを公開しているものの、同氏が懸念するリスクに比べると重要度は低いとの見解を示した。
3つ目は、高度なAIモデルに対する安全性のテストの義務化だ。オープンモデルかクローズドモデルかを問わず、サイバー攻撃や生物兵器の開発につながる危険性を評価する必要があるとした。
「私とAnthropicの立場をまとめると、オープンウェイトモデルというカテゴリーそのものの禁止を過去から現在に至るまで提唱したことはない。むしろ、強力なチップが権威主義的な勢力の手に渡らないようにすること、産業規模の蒸留を防ぐこと、オープン・クローズドを問わず、十分な性能を持つ全てのモデルに対して安全性のテストを義務付けることに注力すべきだ」(アモデイCEO)
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AI算出
論評・提言ainew評価高い
Anthropic CEO が AI モデルの規制方針について独自の立場と具体的な対策(輸出規制、蒸留制限、安全性テスト義務化)を表明した重要なニュースであり、既存の共同声明との対比という独自性がある。ただし、日本企業への直接的な影響や国内特有の情報が含まれていないため、日本の関連性は低めとなる。
6つの評価軸を見る
- AI関連度
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- 情報源の信頼性
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