AIエージェントキャッチアップ #61 - AG-UIを開催
CopilotKit 主導で発表された「AG-UI」は、AI エージェントと UI を接続する標準プロトコルとして、開発の複雑さを解消し業界標準化に向けた重要な一歩となる。
キーポイント
AG-UI の定義と目的
MCP(エージェント - ツール)や A2A(エージェント間)とは異なり、AI エージェントとユーザー向け UI を接続する標準化プロトコルとして AG-UI が提案された。
開発課題の解決
各フレームワークごとの入出力形式の違いやインターフェース設計の重複を解消し、エージェント側と UI 側が AG-UI に準拠するだけで相互運用可能にする。
イベントベースのプロトコル設計
WebSocket や SSE などのトランスポート層に依存せず、ライフサイクルやメッセージ、ツール呼び出しなどのイベントを定義した非同期プロトコルである。
現状のサポート状況と展望
現在は CopilotKit が主要なクライアント実装であり、Microsoft や AWS のエージェントフレームワークも対応しており、今後 Slack 連携などへの拡張が期待される。
影響分析・編集コメントを表示
影響分析
AG-UI の登場は、散在する AI エージェントと UI の接続仕様を統一し、開発者の負荷を軽減する決定的な標準化の動きです。特に CopilotKit を中心としたエコシステムの拡大により、今後は多様なクライアント環境(Slack 等)でのエージェント活用が容易になる見込みです。
編集コメント
エージェントと UI の接続という、実装現場で最も頻繁に直面する課題に対する標準化の試みであり、業界全体のパラダイムシフトを促す重要なニュースです。
ジェネラティブエージェンツの大嶋です。
「AIエージェントキャッチアップ #61 - AG-UI」という勉強会を開催しました。
generative-agents.connpass.com
www.youtube.com
今回は、AIエージェントをUIに接続する方法を標準化する「AG-UI」をキャッチアップしました。
AG-UIのGitHubリポジトリはこちらです。
公式ドキュメントはこちらです。
AG-UIは、AIエージェントがユーザー向けアプリケーション(UI)に接続する方法を標準化するオープンなプロトコルです。
MCPがエージェントとツールを接続し、A2Aがエージェント同士を接続するのに対して、AG-UIはエージェントとUIを接続します。

画像引用元:https://github.com/ag-ui-protocol/ag-ui/blob/main/README.md
AG-UIは、イベントベースのプロトコルであり、WebSocketやSSEなどのトランスポート層に依存しない設計になっているとのことです。
AG-UIのコンセプトは、AIエージェントの開発でよくある悩みを解決するものになっています。
AIエージェントの開発では、SDKやフレームワークごとに入出力の形式が異なり、UIと接続する部分のインターフェース設計が必要になるという課題があります。
たとえば、AIエージェントのプラットフォームを開発していて、Claude CodeもLangChain/LangGraphで自作したエージェントも動くようにしたいといった場合、これらのエージェントに共通するインターフェースを設計する必要が出てきます。
AG-UIはこのような課題を想定していると考えられます。
AG-UIによりエージェントの入出力のインターフェースを標準化すると、AIエージェント側はAG-UIに対応すればよく、UI側もAG-UIに対応すればよい、ということになります。
AG-UIのインテグレーション対応状況
AG-UIのインテグレーションとして、エージェント側は以下のフレームワークがサポートされています。
Microsoft Agent Framework
AWS Strands Agents
クライアント側では、以下がサポートされています。
AG-UIでは、エージェントの動作におけるイベントが定義されています。
エージェントはAG-UIに従ってイベントを発行し、UI側のクライアントはイベントを購読してレンダリングしたりする動作になります。
RunStarted・RunFinishedなどのライフサイクルイベント、TextMessageStart・TextMessageContent・TextMessageEndなどのテキストメッセージイベント、ToolCallStart・ToolCallArgs・ToolCallEndなどのツール呼び出しイベントなどがあります。
Human-in-the-LoopのためのInterruptについてもドラフトとして検討されています。
AG-UIは、CopilotKitのチームによって開発・発表されました。
webflow.copilotkit.ai
CopilotKitは現在、AG-UIを使用するようになっているようです。
現状では、AG-UIがクライアント側でサポートしているのは実質CopilotKitのみとなっています。
今後AG-UIに対応したクライアント側の実装が増えると、利便性が増していくかもしれません。 たとえば、AG-UI対応のSlackアプリ開発フレームワークなどが登場すると面白そうです。
以上、今回は「AG-UI」をキャッチアップしました。
次回は「AIエージェントキャッチアップ #62 - Mem0」ということで、AIアシスタント・AIエージェントのメモリーレイヤー「Mem0」がテーマです!
generative-agents.connpass.com
ご興味・お時間ある方はぜひご参加ください!
また、その次の回以降のテーマも募集しているので、気になるエージェントのOSSなどあれば教えてください!
原文を表示
ジェネラティブエージェンツの大嶋です。
「AIエージェントキャッチアップ #61 - AG-UI」という勉強会を開催しました。
generative-agents.connpass.com
www.youtube.com
今回は、AIエージェントをUIに接続する方法を標準化する「AG-UI」をキャッチアップしました。
AG-UIのGitHubリポジトリはこちらです。
公式ドキュメントはこちらです。
AG-UIは、AIエージェントがユーザー向けアプリケーション(UI)に接続する方法を標準化するオープンなプロトコルです。
MCPがエージェントとツールを接続し、A2Aがエージェント同士を接続するのに対して、AG-UIはエージェントとUIを接続します。

画像引用元:https://github.com/ag-ui-protocol/ag-ui/blob/main/README.md
AG-UIは、イベントベースのプロトコルであり、WebSocketやSSEなどのトランスポート層に依存しない設計になっているとのことです。
AG-UIのコンセプトは、AIエージェントの開発でよくある悩みを解決するものになっています。
AIエージェントの開発では、SDKやフレームワークごとに入出力の形式が異なり、UIと接続する部分のインターフェース設計が必要になるという課題があります。
たとえば、AIエージェントのプラットフォームを開発していて、Claude CodeもLangChain/LangGraphで自作したエージェントも動くようにしたいといった場合、これらのエージェントに共通するインターフェースを設計する必要が出てきます。
AG-UIはこのような課題を想定していると考えられます。
AG-UIによりエージェントの入出力のインターフェースを標準化すると、AIエージェント側はAG-UIに対応すればよく、UI側もAG-UIに対応すればよい、ということになります。
AG-UIのインテグレーション対応状況
AG-UIのインテグレーションとして、エージェント側は以下のフレームワークがサポートされています。
Microsoft Agent Framework
AWS Strands Agents
クライアント側では、以下がサポートされています。
AG-UIでは、エージェントの動作におけるイベントが定義されています。
エージェントはAG-UIに従ってイベントを発行し、UI側のクライアントはイベントを購読してレンダリングしたりする動作になります。
RunStarted・RunFinishedなどのライフサイクルイベント、TextMessageStart・TextMessageContent・TextMessageEndなどのテキストメッセージイベント、ToolCallStart・ToolCallArgs・ToolCallEndなどのツール呼び出しイベントなどがあります。
Human-in-the-LoopのためのInterruptについてもドラフトとして検討されています。
AG-UIは、CopilotKitのチームによって開発・発表されました。
webflow.copilotkit.ai
CopilotKitは現在、AG-UIを使用するようになっているようです。
現状では、AG-UIがクライアント側でサポートしているのは実質CopilotKitのみとなっています。
今後AG-UIに対応したクライアント側の実装が増えると、利便性が増していくかもしれません。 たとえば、AG-UI対応のSlackアプリ開発フレームワークなどが登場すると面白そうです。
以上、今回は「AG-UI」をキャッチアップしました。
次回は「AIエージェントキャッチアップ #62 - Mem0」ということで、AIアシスタント・AIエージェントのメモリーレイヤー「Mem0」がテーマです!
generative-agents.connpass.com
ご興味・お時間ある方はぜひご参加ください!
また、その次の回以降のテーマも募集しているので、気になるエージェントのOSSなどあれば教えてください!
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