スクエニ、ゲームの品質テストをGeminiで自動化 AIが画面を見ながらコントローラーを操作、検証作業を自走
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スクウェア・エニックスはGoogle Cloudの「Gemini Enterprise Agent Platform」を採用し、AIがゲーム画面を見て状況を把握しながらコントローラーを自動操作する検証作業を実現した。
AI深層分析を開く2026年7月31日 22:07
AI深層分析
キーポイント
Geminiを活用したQAテスト自動化の開始
スクウェア・エニックスはGoogle Cloudの「Gemini Enterprise Agent Platform」を採用し、AIがゲーム画面を見て状況を把握しながらコントローラーを自動操作する検証作業を実現した。
マルチモーダルAIによる状況把握能力の実証
荒牧岳志氏は、文字のやり取りだけでなく、ゲームの音や複雑に変化する画面を見て状況を把握できる能力が現場で求められていたと強調し、その有用性を示した。
開発基盤としてのGoogle Cloudプラットフォーム
同社は既存の「Vertex AI」を改称したプラットフォームを活用しており、AIがタスクリストを表示しながら地図を開くなどの思考過程も可視化されている。
経済産業省支援事業との連携と将来展望
同社は経済産業省のコンテンツ産業向け支援にも採択されており、8月には「ドラゴンクエストX オンライン」に対話型AIバディを実装する予定である。
重要な引用
本当に現場が求めていたのは、文字のやりとり(ができるAI)だけではなく、ゲームの音を聞き、複雑に変化するゲーム画面を見て、状況を把握できる能力(を持ったAI)だった
AIの支援が創造性を広げ、新しい体験を届ける。進化するAIの力を使って、クリエイターの可能性を最大化する
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編集コメント
ゲーム開発におけるQA自動化は長年の課題であり、マルチモーダルAIが画面と音を同時に理解して自律的に操作する能力の実現は画期的である。スクウェア・エニックスの事例は、単なるテスト効率化を超え、クリエイティブな作業へのリソース再配分を可能にする新たな開発パラダイムを示唆している。
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スクエニ、ゲームの品質テストをGeminiで自動化 AIが画面を見ながらコントローラーを操作、検証作業を自走
公開
2026年07月31日 10時43分
スクウェア・エニックスが、ゲームの品質を検証するQAテストの自動化に米GoogleのAI「Gemini」を活用している。同社の荒牧岳志氏(AI&エンジン開発ディビジョン ジェネラル・マネージャー)が7月30日、「Google Cloud Next Tokyo '26」の基調講演で披露した。AIがゲーム画面を見て状況を把握し、コントローラーを自動で操作。検証作業を自ら考えて進めるという。
AIによるテスト中の画面
講演ではゲームの自動プレイ動画を公開。テストのタスクに沿ってAIが自らゲーム内の地図を開いて場所を確認し、キャラクターを動かして検証を進めた。画面にはAIの思考過程やタスクリストも表示された。
開発基盤としてGoogle Cloudの「Gemini Enterprise Agent Platform」(旧「Vertex AI」)を採用。荒牧氏によれば、GoogleのマルチモーダルAIが既にゲーム開発現場の作業を担い始めており、よりクリエイティブな作業に専念できたり、開発期間が短縮されたりといったメリットがあるという。
同氏は「本当に現場が求めていたのは、文字のやりとり(ができるAI)だけではなく、ゲームの音を聞き、複雑に変化するゲーム画面を見て、状況を把握できる能力(を持ったAI)だった」と語り、ゲーム開発現場におけるマルチモーダルAIの有用性を強調した。
スクウェア・エニックスの荒牧岳志氏
QAテストは工数の増大が課題で、同社はAIでの自動化に取り組んできた。経済産業省のコンテンツ産業向け支援にも採択され、AIでテスト設計から、QAの自動プレイ、グラフィックス不具合の検出、テキストチェックまでを自動化する基盤を構築するとしていた。
8月には、14周年を迎える「ドラゴンクエストX オンライン」に対話型AIバディ「おしゃべりスラミィ」も実装予定で、プレイヤー体験と開発現場の両面でAI活用を進める。荒牧氏は「AIの支援が創造性を広げ、新しい体験を届ける。進化するAIの力を使って、クリエイターの可能性を最大化する」と意気込みを語った。
Google Cloud Next Tokyo '26会場に展示中の巨大スライム
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この記事の著者
ITmedia AI+ 編集記者。市場調査会社でのエンジニア職を経て、2022年アイティメディア入社。キーマンズネット編集部、社内のデータ分析基盤構築担当、ITmedia エンタープライズ編集部を経て現職。
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スクエニ、ゲームの品質テストをGeminiで自動化 AIが画面を見ながらコントローラーを操作、検証作業を自走
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2026年07月31日 10時43分
スクウェア・エニックスが、ゲームの品質を検証するQAテストの自動化に米GoogleのAI「Gemini」を活用している。同社の荒牧岳志氏(AI&エンジン開発ディビジョン ジェネラル・マネージャー)が7月30日、「Google Cloud Next Tokyo '26」の基調講演で披露した。AIがゲーム画面を見て状況を把握し、コントローラーを自動で操作。検証作業を自ら考えて進めるという。
AIによるテスト中の画面
講演ではゲームの自動プレイ動画を公開。テストのタスクに沿ってAIが自らゲーム内の地図を開いて場所を確認し、キャラクターを動かして検証を進めた。画面にはAIの思考過程やタスクリストも表示された。
開発基盤としてGoogle Cloudの「Gemini Enterprise Agent Platform」(旧「Vertex AI」)を採用。荒牧氏によれば、GoogleのマルチモーダルAIが既にゲーム開発現場の作業を担い始めており、よりクリエイティブな作業に専念できたり、開発期間が短縮されたりといったメリットがあるという。
同氏は「本当に現場が求めていたのは、文字のやりとり(ができるAI)だけではなく、ゲームの音を聞き、複雑に変化するゲーム画面を見て、状況を把握できる能力(を持ったAI)だった」と語り、ゲーム開発現場におけるマルチモーダルAIの有用性を強調した。
スクウェア・エニックスの荒牧岳志氏
QAテストは工数の増大が課題で、同社はAIでの自動化に取り組んできた。経済産業省のコンテンツ産業向け支援にも採択され、AIでテスト設計から、QAの自動プレイ、グラフィックス不具合の検出、テキストチェックまでを自動化する基盤を構築するとしていた。
8月には、14周年を迎える「ドラゴンクエストX オンライン」に対話型AIバディ「おしゃべりスラミィ」も実装予定で、プレイヤー体験と開発現場の両面でAI活用を進める。荒牧氏は「AIの支援が創造性を広げ、新しい体験を届ける。進化するAIの力を使って、クリエイターの可能性を最大化する」と意気込みを語った。
Google Cloud Next Tokyo '26会場に展示中の巨大スライム
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ITmedia AI+ 編集記者。市場調査会社でのエンジニア職を経て、2022年アイティメディア入社。キーマンズネット編集部、社内のデータ分析基盤構築担当、ITmedia エンタープライズ編集部を経て現職。
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