動画記事 · LangChain
dcode と Nemotron 3 Ultra の活用方法
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まず要点
Nemotron 3 Ultra の高速推論能力を最大限に引き出すためのオープンソースコーディングエージェント「dcode」と、LangSmith を活用した実装・可視化手法を解説。
エージェント開発の新たな基準:Nemotron 3 Ultra と dcode で実現する高速・高機能コーディング体験
オープンモデルがエンタープライズレベルの推論速度とコスト効率を実現する時代が到来しました。本記事では、5500億パラメータを誇る高性能モデル「Nemotron 3 Ultra」を最大限に活用し、専用エージェントツール「dcode(Deep Agents Code)」を導入してターミナルベースでコーディングを行う具体的な方法をご紹介します。
プロバイダ非依存の最適化が鍵となる dcode の登場
これまで Claude Code や Codex などのツールは優秀でしたが、これらは特定のモデルプロバイダー向けに設計されているため、Nemotron 3 Ultra の真価を引き出すには限界がありました。そこで注目すべきなのが、オープンソースでありながら Nemotron 向けに最適化された「dcode」です。
dcode は、単にプロバイダ非依存であるだけでなく、Nemotron との相性を最適化したコーディングエージェントとして設計されています。
このツールはターミナルベースで動作し、スキルやサブエージェント、MCP(Model Context Protocol)サポートを備えています。結果として、Claude Code に匹敵する体験を提供しながらも、Nemotron 3 Ultra の特性を活かした高速な処理が可能になります。
Nemotron 3 Ultra の圧倒的な性能と dcode の導入手順
Nemotron 3 Ultra は、5500億パラメータを有しながら、秒間最大 300 トークンの驚異的な速度で動作します。Artificial Analysis Intelligence Index によると、このモデルは同等の知能を発揮しつつ、他のオープンモデルと比較して 3〜6 倍の速度を実現しています。
この高性能モデルを dcode で動かすには、以下の手順で設定を行います。
- インストール: ドキュメントサイトから提供されるスクリプトをターミナルに貼り付けて実行します。
- 初期化とモデル選択:
dcodeコマンドを実行し、モデルリストから「Nemotron」を選択して Baseten をプロバイダーとして指定します。 - API キー設定: Baseten の API キーを入力し、サーバーを再起動して環境を整えます。
この手順により、dcode は Nemotron 3 Ultra を駆使したコーディングエージェントとして起動します。Web 検索機能などは任意でスキップすることも可能です。
/goal コマンドによる自律的な目標管理
dcode の新たな魅力が「/goal」コマンドです。従来の指示入力とは異なり、このコマンドを使うことでセッションの目的と受容基準を明確に定義できます。
例えば、「曲を書いてください」と指示すると、dcode は自動的にトピックやテーマの定義、ユーザーによる主題の確認といった受け入れ基準をドラフトします。その後、ユーザーはこれらの基準を進めるか編集するかを選択でき、エージェントが自律的にタスクを進めていきます。
/goal コマンドにより、エージェントは単に命令を実行するだけでなく、目標達成に向けてセッションを導くパートナーとして機能します。
この機能を活用すれば、複雑なタスクでもエージェントが適切な質問を行いながら作業を進めるため、開発効率が飛躍的に向上します。
LangSmith による完全可視化で内部動作を追跡
dcode の真価は、LangSmith と連携させることでさらに高まります。認証設定を行うと、エージェントのトークン使用量やツール呼び出しを含む内部動作をリアルタイムで追跡・可視化できるようになります。
実際にチャットアプリ構築などのタスクを実行すると、LangSmith 上でターンごとの詳細な内訳が確認できます。入力と出力はもちろん、カーソルを重ねることでトークンの分解状況やファイル読み取りツールの呼び出し履歴など、異なる粒度レベルでの情報を取得可能です。
LangSmith はエージェントの挙動を完全に可視化する観測プラットフォームであり、dcode の内部で何が起こっているかを正確に把握できます。
この可視化機能により、開発者はエージェントの動作を詳細に分析し、必要に応じて最適化を行うことが可能になります。
エンタープライズ向け:NVIDIA とのコラボによるセキュアな環境
ローカル環境でのテストは容易ですが、本格的な業務利用では安全で統制された環境が不可欠です。ここでの解決策として NVIDIA が発表した「NemoCloud Deep Agents Blueprint」が注目されています。
これはエンタープライズが安全にエージェントを構築するためのオープンソース参照スタックであり、制御性とガバナンスを重視した運用を可能にします。
適切なハーンとスタックがあれば、オープンモデルは推論を制御したいチームにとって第一級の選択肢となり得ます。
NVIDIA とのコラボレーションにより、セキュリティやガバナンスを重視する組織でもオープンモデルを採用するための障壁が下がっています。このブループリントを活用することで、dcode と Nemotron 3 Ultra の組み合わせを企業レベルで安全に展開できます。
まとめ
Nemotron 3 Ultra と dcode の組み合わせは、推論速度とコスト効率の両面で新たな基準を示しています。LangSmith による可視化機能や NVIDIA のブループリントを活用することで、開発者は独自のエージェント基盤を効率的かつ安全に構築できます。オープンモデルの可能性を最大限に引き出すためには、適切なツールと環境の選択が不可欠です。
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